【HQ】雑な扱い=愛情の裏返しってわけではないらしいけどそれどころではない

55.嫌じゃない ページ13

朝食が終わり、部屋を片付けてまた練習となった。

今日は白鳥沢についてほしいとアシンメトリーに言われたので白鳥沢についていく


「Aちゃん久しぶりだネ！」

『今日の朝お会いしましたよ』

「そうだっけ？！
ああ、確かに会ったネ……アレ忘れて欲しいナ」


あれ？ってなんだ？
その顔を汲み取ったらしい天童さんは言葉を続ける


「なんか、好きな人について語っちゃったアレ」

『…ああ！感謝してます』

「エ？」


ぽかんとする天童さん


『それで好きな人、わかりました』

「…今なんて言った？」


いやなんで天童さんじゃなくてアシンメトリーが反応するんだ


『好きな人…わかったって言ったけど』

「えっっっ！！？？？！？！？！！！」

『声がでかい！』


五色くんが大声を出したせいで前を歩いていた瀬見さんや山形さん、大平さん、うしわ…牛島さん、川西くんがこちらを向いた



「どうした？朝から元気だな」

「えっ嘘でしょ！！！」

「太一真顔で言うことじゃないヨ！」

「白布どうした」

「なんでもありません………」


なんだこの状況…全国常連メンバーとは思えない……


「A、なにしたんだよ〜」

『したっていうか…私の好きな人がわかりました』

「…………はあああ〜〜〜〜〜？？？？？？？？」

「誰だソイツは。俺らのマネに手を出しやがって」


そもそも私は青城のマネなんだけども
…お世話になりました


「俺は知ってる〜ケド〜〜〜〜〜〜〜〜」

『…あ、天童さんなんでわかったんですか？』

「…顔カナ」

『ええっ』


そんなわかりやすい？？
ていうかその時見られてた…………？


「なんだよ天童教えろよ！」

「おいA教えろ」

『嫌だよ』

「なんで」


なんでってナニ？顔怖いんだけど


『普通嫌でしょうが』

「俺は嫌じゃない」

『そっかじゃあ教えて』

「いいよ教えてやるよ」

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