撃ち抜く*吉良ヒロト ページ5
「好きなんだよ。
お前を見てると心臓がうるさくて苦しくて死にそうなんだ。」
永世サッカー部の仲間であるヒロトに、そんな告白をされてから数週間。
私たちは付き合っている。
こうして今日みたいにヒロトの家にお邪魔して、広い広いヒロトの自室で一緒に過ごすこともよくある。
ふと時計を見ると、19時を回っていることに気付いた。
私の住むお日さま園では、夕飯はみんなで食べることになっている。
「ヒロト、もうご飯の時間だし、私、帰らなきゃ。」
そう言って立ち上がり、鞄を手にした。
ドアノブに触れようとしたとき、腕を掴まれた。
「今日はここに泊まれよ。」
「え?なんでよ。」
思いも寄らないことを言われて驚いて聞き返す。
「前から思ってたんだけど、お前があいつらと、飯一緒に食ったりすんの、気に食わねえんだよ。」
「はあ?」
あいつらとは、タツヤや晴矢たちのことだ。
でも、言っていることの意味がわからない。
ヒロトは、不機嫌そうな顔でまた言った。
「だから、他の男と一つ屋根の下で過ごしてるのが嫌だっつってんだよ。」
...何を今さら。
「ばっかじゃないの?あのね、みんなとは小さい頃から一緒で、兄弟と同じなんだから。
ヒロトだって知ってるでしょ?」
私が言い返しても、ヒロトは私の腕を掴んだまま。
「兄弟だあ?お前がそう思ってても、あいつらもそうだとは限らねえだろ。」
子どもみたいに駄々をこねるから困ってしまう。
でも、中学生が彼氏の家に外泊なんてダメに決まってるし、学園長、ヒロトのお父さんだって良い顔しないだろう。
「ヒロト、心配しすぎだよ。何をそんなに焦ってるの。」
ヒロトは私から視線を逸らして言った。
「仕方ねえだろ。余裕なんてなくなるくらい、好きなんだよ。」
頰を赤く染めて。
きゅん。心臓が撃ち抜かれた。
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吉良 彩愛(アヤメ) - シチュエーションは買い物デートでお願いします! (2019年11月19日 1時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 吉良 彩愛(アヤメ)さん» 返信が遅れてすみません。リクエストありがとうございます!詳細なシチュエーションなどの指定があれば助かります! (2019年11月17日 16時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 彩愛(アヤメ) - リクエストいいでしょうか?リクエストで、リ・ハオ君でお願いします! (2019年11月13日 22時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ふうふうさん» リクエストありがとうございます。時間がかかってしまいますが、必ず書きます。 (2019年10月21日 21時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 美紅さん» すみません。諸事情により原作を見返すことができない状況になってしまったので、リク頂いた話は書けそうにないです。申し訳ないです。 (2019年10月21日 15時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーすけ | 作成日時:2019年9月22日 2時