支えたい＊神童拓人 ページ16
入学式、黒の騎士団にサッカー部はボロボロにされた。
そのせいで、部員のほとんどがやめてしまった。
放課後私がサッカー棟に着いたときにはもう、私以外のマネージャーがみんな、やめるといって出て行った後だった。
「お前は残ってて良いのか。」
偶然二人きりになったとき、神童がそんなことを言った。
「どういう意味？」
「今日、部活に来るの遅れただろ。もしかしたら、抜けるタイミングを逃したのかと思ってな。」
私を気遣って言ったのだろう。
でも、その顔はひどく悲しそうだった。
いてもたってもいられなかった。
「何言ってるの。
マネージャーが私一人になろうが、
仮に部員が神童だけになろうが、
私は雷門のマネージャーだよ。
絶対にやめない。」
私は、内申のためにサッカー部に入ったんじゃない。
サッカーが好きで、みんなの力になりたかった。
それに、
そんな死にそうな顔してる神童のこと、放っておけるわけない。
そう思ったときには、神童の両手を掴んでいた。
「私は神童のこと、ずっと支えたいの！」
うっかり、告白まがいの発言が口から漏れる。
好きな人を側で支えたい。
内申点目当てと同じくらい、不純かもしれない。
それでも、あなたの力になりたいの。
それじゃ、ダメかな？
私の気持ちに気付いたのか気付いてないのか(神童という人間は、鋭いようで案外恋愛には疎いから気付いてないかも)、神童は笑ってくれた。
「…ありがとう。」
恥ずかしかったけど、その笑顔を見てなんだか胸の奥がほっこりした。
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吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - シチュエーションは買い物デートでお願いします！ (2019年11月19日 1時) (
レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 吉良 彩愛(ｱﾔﾒ)さん» 返信が遅れてすみません。リクエストありがとうございます！詳細なシチュエーションなどの指定があれば助かります！ (2019年11月17日 16時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - リクエストいいでしょうか？リクエストで、リ・ハオ君でお願いします！ (2019年11月13日 22時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ふうふうさん» リクエストありがとうございます。時間がかかってしまいますが、必ず書きます。 (2019年10月21日 21時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 美紅さん» すみません。諸事情により原作を見返すことができない状況になってしまったので、リク頂いた話は書けそうにないです。申し訳ないです。 (2019年10月21日 15時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーすけ | 作成日時：2019年9月22日 2時
