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武知 ページ3

仕事で疲れてクタクタに。

こんな日は車で迎えに来てもらう。

そして後部座席で寝落ちする。


…こんなところ、会社の部下達には見せられない。


目覚めるとベッドの上だった。

視線を感じたので目を向ける。


「武知が運んでくれたのね。ありがとう。」

『相当お疲れのようでしたので。』

「ええ。そうみたい。」


あ。

そうだ。


「マッサージして頂戴。」

『はい!かしこまりました。』


『では失礼します。』


まず座った体勢で肩や腕をほぐしてもらった。

横になり、背中にぐっと力を込められた瞬間。


「ん♡」

「そこ、気持ちいい…っ!」


いやらしい声を出してみた。


『!』


驚きと照れでヒュッと手を引っ込める武知。


…予想通りな反応ね。


「ふふ」


からかうような視線を向けて笑った。


「ほら、続けなさいよ。」

『あ…大変失礼致しました。』


施術後にお願いを追加する。


「武知」

『はい。A様。』


両手を伸ばして言葉を放つ。


「もう歩きたくないから脱衣場まで連れていってくれるかしら?」


私を抱えようとする武知にトドメの台詞を。


「ついでに私の背中を流して頂戴。」

『はい!…えっ?!』


顔を赤くして固まるのね。

口元を隠す姿が、なんとも可愛らしいわ。


『A様は、本当に…僕でよろしいのですか?』

「ええ。貴方が私を脱がせて、」

「この身体を隅々まで綺麗に洗うのよ。」


この子、イジりがいがある。

今日から私の専属にしようかしら。





END.

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作者名:If | 作成日時:2022年4月28日 5時

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