17.たちいりきんし？ ページ17
エーミールの家でゆっくり休んだAは無事完治し、風邪が完治した。そして起きてご飯の催促をトントンにすれば、抱きしめて頬ずりされた。潰れそうだと思ったのはここだけの話だ。
『にゃお』
tn「ゆっくり食べるんやぞ。…あ、それと今日昼過ぎまで俺の部屋入ったらアカンからな」
『？』
なんで？と首を傾げれば彼は「今日お客さんが来んねん」と教えてくれた。わざわざ教えた上で入室禁止ということは、何か理由がありそうだ。
『にゃーう』
tn「お返事出来てお利口さんやな」
トントンの手が頭を優しく撫でた。
まぁ、"絶対入りません"なんて一言も言ってないのだけれど。
※
『……』
「……猫おるやん。トントン」
tn「あー入ってきてもうたんか…A、グルッペンの部屋行っててな」
しょっぴからもらった、えびのぬいぐるみ。あれが無くて探していたら、うっかりとんとんのお部屋にはいってしまった。
部屋にはぐるっぺんとおなじ金髪の、おそらとおなじ色のめをしたお兄さんがいて、わたしをじっとみつめた。
『にゃおー、んにゃー』
tn「ん？…あぁ、ショッピ君から貰ったぬいぐるみか？」
『にゃう』
とんとんにうったえれば、ぬいぐるみを渡してくれたのでうけとり咥える。そのままへやから出されようとすれば、金髪の人は「わざわざ追い出さんでもええぞ」と、とんとんに言った。
kn「俺が猫嫌いやからってわざわざ入らんようにしてくれたんやろ？俺は平気やから、はよ会議の続きやろうや」
tn「そうか？ならええけど…」
とんとんは抱きあげたわたしをおろし、座ってたところにもどる。私はというと、とんとんの横でぬいぐるみであそんでいた。
kn「で？トンつくで今度何する？」
tn「んー…この前の引き続きでええんちゃう？それ終わったら新企画で…時期的に考えてコレとか__」
とんとんと金髪さんはしんけんな顔でお話をすすめる。わたしはねこだし、よくわかんないから大人しくあそんでた。
tn「よし、ならそろそろ休憩…って、コーヒー豆切れとるやんけ」
ぱこ、と開けたはこの中にはくろい粉がはいってなかった。そういえばぐるっぺんが使いきってたな。
tn「すまん、ちょお買ってくるわ」
kn「気にせんでええで？」
tn「いや、そのうちやと忘れるからな」
すまんな、と、とんとんは上着をきて出ていった。
kn「…」
『…にゃう』
…なんか、すごい見られてる？
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鴉(プロフ) - 完結おめでとうございます。癒しと感動が詰まった素敵な作品に出会えて良かったです。 (2022年10月23日 8時) (
レス) @page28 id: 3595b6bfd1 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ！(プロフ) - お”ぉ”ぉ”ぉ”めちゃ感動するやないですかぁぁぁぁ！更新頑張って下さい！ (2022年10月17日 20時) (レス) @page23 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - まさかの、まさかのツイートで癒されまくっていたあの猫ちゃんが小説に、、！？！？いつも素敵な作品ありがとうございます！無理のないよう更新頑張ってください！ (2022年10月2日 0時) (レス) @page4 id: 04c7a7add8 (このIDを非表示/違反報告)
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