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syp side
"女の子なんやから可愛くするめぅ"
そう言ってオスマンさんはどこからか大量の洋服を用意しAちゃんに1番似合いそうな服を選別し始めた。
「なぁなぁ、次はこれ着てみぃひん?」
「いや、オスマンさんこっちの方が似合いますよ」
『えっと、えっと…』
Aちゃん困惑しとるな。可愛ええ。
「おうお前らちょい待てや」
「あ?なんやねんゾム」
「…Aには白いワンピース一択やろ!!」
「「ハッ!!」」
「お前ら落ち着け。Aが困惑してるだろ」
グルッペンさんの声にゾムさんと俺とオスマンさんが手を止める。オスマンさんに至っては数分前まで警戒してた人とは思えんわ、マジで。
「とりあえずゾムにオスマン、お前らは頼んだ仕事があるだろう」
「えー」
「せめてこの猫耳カチューシャ着けて写真を…」
「…A」
『やっ!(プイッ)』
グルッペンさんの膝の上のAちゃんは嫌!とそっぽを向いて完全否定した。…見たかったけど、しゃーないか。
「2人は仕事に戻ってくれ。ショッピは…」
そこまで言ったところで膝の上のAちゃんが小さく欠伸をして目を擦り始める。眠いのだろうか、うつらうつらと船を漕ぎ出していた。
『…んぅ』
「…グルッペンさん。彼女眠そうですね」
「そうだな」
少し間を置いてグルッペンさんは「よし」と俺の方に向き直る。
「A、ショッピと一緒に昼寝に行くといい」
え、マジですか。ご褒美やん。
『(じー)』
「…昼寝行く?」
『…ん(こくり)』
グルッペンさんの膝から離れてふらふらこちらにやって来たAちゃん。その体を抱きあげれば首に腕を回しぎゅっと抱きついてくる。温かいなぁ…子供体温やん。
「ショッピもそのまま寝てきていいぞ。任務ご苦労だったな」
「うぃっす」
「…ショッピ、Aに変な真似したら殺すからな…」
「何もしませんよ…多分」
「あ゛?なんやと?」
ゾムさんの鋭い殺気から逃げるように、俺は総統室を後にした。
※※
部屋を出てすぐのこと。
この子の部屋何処なのか聞くの忘れて事に気がついた。
どうしよう。
「…Aちゃん、部屋は何処___」
『…zzz』
「…ありゃ」
完全に寝落ちているAちゃん。
このままでいる訳にもいかず、仕方なく俺は自分の部屋へと向かう事にした。
〜〜〜
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くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - おもろいです!夢主ちゃんが可愛すぎますっ!見た目年上でも中身絶対年下じゃん…(12歳) (2020年11月5日 23時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だ!より、とりあえず、夢主ちゃんが、可愛い(°∀°) (2020年9月24日 5時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
闇(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛っかったです。(作文風)せーの、「はげー」すいませんした (2020年7月29日 5時) (レス) id: c58c36be65 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - 夢主ちゃんかわぁぁぁぁ!!悪戯好きなのかわいっ!みんなも夢主ちゃんと言おう!せーの、「はげー」(((ごめんなさい (2020年7月28日 23時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - まって?この子好きなんですけど。可愛い顔して怖いこと言うさ?毒舌の子?が好きなんよー!!!ごめん独り言です。 (2020年7月26日 17時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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