検索窓
今日:43 hit、昨日:52 hit、合計:467,409 hit

13 ページ14

syp side

"女の子なんやから可愛くするめぅ"

そう言ってオスマンさんはどこからか大量の洋服を用意しAちゃんに1番似合いそうな服を選別し始めた。

「なぁなぁ、次はこれ着てみぃひん?」
「いや、オスマンさんこっちの方が似合いますよ」
『えっと、えっと…』

Aちゃん困惑しとるな。可愛ええ。

「おうお前らちょい待てや」
「あ?なんやねんゾム」
「…Aには白いワンピース一択やろ!!」
「「ハッ!!」」
「お前ら落ち着け。Aが困惑してるだろ」

グルッペンさんの声にゾムさんと俺とオスマンさんが手を止める。オスマンさんに至っては数分前まで警戒してた人とは思えんわ、マジで。

「とりあえずゾムにオスマン、お前らは頼んだ仕事があるだろう」
「えー」
「せめてこの猫耳カチューシャ着けて写真を…」
「…A」
『やっ!(プイッ)』

グルッペンさんの膝の上のAちゃんは嫌!とそっぽを向いて完全否定した。…見たかったけど、しゃーないか。

「2人は仕事に戻ってくれ。ショッピは…」

そこまで言ったところで膝の上のAちゃんが小さく欠伸をして目を擦り始める。眠いのだろうか、うつらうつらと船を漕ぎ出していた。

『…んぅ』
「…グルッペンさん。彼女眠そうですね」
「そうだな」

少し間を置いてグルッペンさんは「よし」と俺の方に向き直る。

「A、ショッピと一緒に昼寝に行くといい」

え、マジですか。ご褒美やん。

『(じー)』
「…昼寝行く?」
『…ん(こくり)』

グルッペンさんの膝から離れてふらふらこちらにやって来たAちゃん。その体を抱きあげれば首に腕を回しぎゅっと抱きついてくる。温かいなぁ…子供体温やん。

「ショッピもそのまま寝てきていいぞ。任務ご苦労だったな」
「うぃっす」
「…ショッピ、Aに変な真似したら殺すからな…」
「何もしませんよ…多分」
「あ゛?なんやと?」

ゾムさんの鋭い殺気から逃げるように、俺は総統室を後にした。

※※

部屋を出てすぐのこと。
この子の部屋何処なのか聞くの忘れて事に気がついた。

どうしよう。

「…Aちゃん、部屋は何処___」
『…zzz』
「…ありゃ」

完全に寝落ちているAちゃん。

このままでいる訳にもいかず、仕方なく俺は自分の部屋へと向かう事にした。

〜〜〜

鍵を外して一日目で総合順位最高3位、お気に入り300人突破ありがとうございます!

.

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (343 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1443人がお気に入り
設定タグ:我々だ , wrwrd , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - おもろいです!夢主ちゃんが可愛すぎますっ!見た目年上でも中身絶対年下じゃん…(12歳) (2020年11月5日 23時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だ!より、とりあえず、夢主ちゃんが、可愛い(°∀°) (2020年9月24日 5時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛っかったです。(作文風)せーの、「はげー」すいませんした (2020年7月29日 5時) (レス) id: c58c36be65 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - 夢主ちゃんかわぁぁぁぁ!!悪戯好きなのかわいっ!みんなも夢主ちゃんと言おう!せーの、「はげー」(((ごめんなさい (2020年7月28日 23時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - まって?この子好きなんですけど。可愛い顔して怖いこと言うさ?毒舌の子?が好きなんよー!!!ごめん独り言です。 (2020年7月26日 17時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒瀬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年6月29日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。