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グルッペンの命令で先行し既に敵の居ない場内を音もなく駆け抜ける。城の主も兵士も殆ど片付けた筈だ。
《後はその先の部屋がまだ調べてへんな》
「わかったわ。すぐ行く」
インカムから聞こえるロボロの指示を聞いて扉を蹴飛ばす。石段を降りていけば、やがえ地下室への扉が見えてきた。
蹴飛ばし、中へと踏み入る。
そこには真っ白な長い髪をベッドに広げながらスヤスヤ寝息を立てる少女の姿があった。
「…っ」
ゆっくり寝台へと近付く。
寝息を立てる少女の頬に触れるが、彼女が一向に目を覚ます気配はない。
______綺麗やな
「おーいロボロ、持って帰るもんあったから、今から持って帰るわ」
《へぇ、ゾムが？珍しいやん》
何にするん？というロボロの声に「女の子 」って短く返せば案の定叫び声が聞こえてきた。
ので、咄嗟にインカムを切って女の子を抱き抱えた。
「んじゃ、行こか」
城へ帰る間も彼女は目を覚ます事無くすやすやと寝息を立てていた。
※※
そんな訳で城につれて来た訳なんやけどな？
全っ然目ェ覚まさへんこの子。頬つついたり揺さぶったりしてんねんけどな？気配が全く無いねん。
「ここまで来ると異様ちゃう？」
「ここは専門家に任せてみよう」
グルッペンがペ神を呼んで寝ている子の手元や首周りを調べ出す。あ、今ちらっと胸元見えたな。Dと見た。
「あー…この子、薬で寝てるね」
「薬？」
「睡眠薬、と言うよりかは鎮静剤の方が合ってるかもしれないね」
鎮静剤？という事はこの子はあの場所で暴れたりしてたのだろうか。
変な子やなぁなんて思いながら手の甲で柔らかな頬を撫でる。
そうすれば睫毛がふるりと震え、ゆっくり目が開かれた。
『…ん、…？』
「あ、起きた」
目を覚ました彼女は周りを囲むように見つめる俺らをぼんやり見つめながら目を擦る。小動物みたいに顔をくしくしする姿がとても可愛らしい。
「なぁなぁ」
『…んぅ？』
「名前、なんて言うん？」
前のめりになりながら顔を覗き込みそう訪ねる。
『…A…？』
目の前の彼女はぽかんとしながら俺の質問に答えた。
「なんで疑問形なん？」
『…ずっと、よばれなかったから』
「呼ばれ無かった？」
『ん。ずっと、ひとりだった』
たどたどしく答える彼女の言葉に俺は頬に触れていた手をそっと肩に置いた。
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くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - おもろいです！夢主ちゃんが可愛すぎますっ！見た目年上でも中身絶対年下じゃん…(12歳) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だ！より、とりあえず、夢主ちゃんが、可愛い(°∀°) (2020年9月24日 5時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
闇(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛っかったです。(作文風)せーの、「はげー」すいませんした (2020年7月29日 5時) (レス) id: c58c36be65 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - 夢主ちゃんかわぁぁぁぁ！！悪戯好きなのかわいっ！みんなも夢主ちゃんと言おう！せーの、「はげー」(((ごめんなさい (2020年7月28日 23時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - まって？この子好きなんですけど。可愛い顔して怖いこと言うさ？毒舌の子？が好きなんよー！！！ごめん独り言です。 (2020年7月26日 17時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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