Just be Friends－truth－ (ページ30)

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-19:00-

そらる≪@soraruru:そらるから重要なお知らせ。 [URL]≫

生放送のURLを貼り付けたツイートをすると、すぐにいいねとRTがついて「聞いてます！」というリプライがたくさん飛んでくる。公式LINEにもサッと送って、生放送の閲覧数がものすごい勢いで増えていくのを見つめる。

「あーあー、聞こえてる？」

＞＞聞こえてます！
＞＞そらるさんお久しぶりです！

「ん。久しぶり。…じゃあ、しばらく待って、ある程度人が来たら始めようかな」

＞＞重要なお知らせ、気になります！

「ん～。お知らせは、待っててね」

ヴヴ、とスマホが振動する。
真冬と翔太からで、「見てますよ」とまふてると正宗のスタンプがそれぞれ送られてきた。
今日は真冬の家で一緒に聞くと翔太が言ってたっけ。

少し、気持ちが落ち着いた。

正直今日の放送は今までのいろいろな告知とは比にならないくらい緊張しているし、怖い。
受け入れてくれる人もいれば、受け入れてくれない人もいる。しばらくはバッシングの嵐だろうし、梓を特定されるかもしれない。

ふるふると頭を振った。……いいんだ。

梓はそれでも構わないと、先へ進むためなら乗り越えてみせると笑ってくれたから。
閲覧数は、いつもよりも多かった。

「じゃあ、そろそろ始めようかな」

＞＞おぉ！
＞＞そらるさーん！

「今日は皆さんに言わないといけないことがあって、この枠を開きました。俺自身、そしてこれからの活動に関わっていくことです」

＞＞え、怖い
＞＞そらるさん…？

先ほどまでのコメントの盛り上がりはどこへ行ったのだろうか。ここに流れる空気の重さを感じたのか、コメントの流れもゆっくりになっていく。

「単刀直入に言わせていただきます。俺、そらるは…」

すぅ、と息を吸った。

「この度、予てよりお付き合いしていた方と結婚します。」

＞＞は？結婚？！
＞＞うそ
＞＞おめでとうございます！

「以前、生放送にて"結婚しても伝える気はない"と言っていましたが…相手側と相談した結果、伝えることにいたしました」

緊張で声が震える。
冷や汗が止まらない。
コメントも、怖くて見れない

「相手側の女性は、"歌い手"という"そらる"としての仕事を応援してくれるし、いろんな場面で手伝ってくれました。ライブ等で地方へ行っても、家のことを任されてくれました。俺にはもったいないくらい、いい人です」

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