【浦島坂田船】ある船の専属絵師さんは腐女子だったようで…！？

『攻めの反対？…………受けですよね。』 ページ5

「やっほ、フユカちゃん〜」

『し、志麻くん…、』

「え、！？ちょ、何で、距離とるの！？嫁やろ！？」

『すみません、反射で。あと、嫁になった覚えはないのですが、』

「相変わらずのかわしスキル！！」

パソコンのマウスの調子が悪いから近くのショッピングモールに買い換えにきたとこだった。

まさか…志麻くんに会うとは。
それと。私といたらセンラさんに誤解…おっと、現実と小説が混ざった。

私は腐女子ということは公言にしないし、バレたくないので一応、現実と小説の区別をつける癖はつけている。
…たまに、ゴッチャになるけれど。

「な、一人？」

『……』

なぜか、うんと言ってはいけない気がした。
無言でいると、無言の肯定やな！！と微笑まれ、腕を掴まれ……なかった。

後ろにいたのは黒い笑みを浮かべた浦坂船。

「…録音、終わってないのに何、一人だけ遊ぼうとしてんの？あ？」

「まぁーしぃ、逃がさんで〜？」

「…センラも仕事の合間を縫ってきたんですけどねぇ〜…？」

ガシッと言うような効果音がつきそうなほど志麻くんの腕と肩に手を置いて、それぞれ言葉を漏らす。

……志麻総受けかぁ…。

「ごめんね、コイツは俺らが排除しとくから〜」

「ちょちょちょ！？排除！？」

「バイバイー！」

笑顔で去っていく三人方。怒らすと怖い人ですね、特に…センラさん。
志麻くんの腕を捻りあげて、土下座するまで笑顔で罵倒してた。
…やっぱ、snsmだなぁ。現実でもそう思っちゃう…。

『……志麻くん、ご愁傷様、』

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『腐仲間、欲しいですね…(白目)』→←作者より。

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