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『え!!?京極くんと、マイキーでやったのか!!?』
「俺達に言ってくれよ!見たかったのに!」
殴り合いの後(勝敗は付かず)マイキーと京極くんが一戦やっていた事に気づいて後悔する2人。
勝敗の結果を聞いて2人は笑いだした。
「マイキーが負けた、だ!!?もう無敵のマイキーと呼ばれたあの頃が懐かしいな!」
『もう時代が変わったからな!マイキーより強い奴が現れても可笑しくねぇ!』
「お前ら…笑うんじゃねぇよ!!!俺に勝てねぇ癖に!!!」
『「全く持ってその通り。」』
否定する事なく、即答で答えた2人にマイキーはずりコケた。
『よし、じゃあ…毛利さん。俺と一戦やって貰おうかな』
「は、はい。」
『まあ、そんな緊張する程厳しくしないし。気楽にやろう。』
「蘭ー!A先生なんてけちょんけちょんにしてー!!!」
鈴木さんが、親友を応援をする。
じゃあ、ケースケとマイキーは俺の応援をしてくれるよな、という期待するような眼差しを送ると気持ちを汲み取ってくれたのか、ニッコリと笑った。
「毛利さーん、Aなんてけちょんけちょんにしてしまえー!」
「そうだそうだ!本気で殴っても死にはしないから全力でぶつかっても良いからな〜!」
『って、おい!!!普通、俺を応援するんじゃないのかよ!!?』
まさかの敵だった。
鈴木さんの傍に立って拳をあげ、毛利さんを応援する。
「Aさん、頑張ってください…!」
『京極くん…君は本当に良い子だな。』
普通は恋人と同じく毛利さんを応援するかと思いきや、俺を応援してくれる京極くんを見て涙が出そうになった。
「お願いします!」
毛利さんが先制攻撃を仕掛けてきた。
Aは瞬時に避けると重心を下げ、反動をつけながら回し蹴りをくらわした。
「Aの蹴りは衝撃が凄いよね。俺に劣るけど。」
「褒めてんのか貶してんのかどっちだよ。」
「どっちも。」
そんな会話を耳にしながらAは毛利さんの動きを観察をしていた。
まあ、かと言って改善点はないけど。
『さて、と…そろそろ、かな。』
「へ、?」
『…よっと』
蹴りをする構えを取ると、防御の為に腕を構えた。
そのおかげか、鳩尾あたりに隙が見れた。
「…えっ」
『言ったはずだけどな、カウンターについて。』
Aは鳩尾に拳を軽く当て、降参させた。
『…さて、少し休憩したら京極くん、一戦お願いしていいか?』
「は、はい…!」
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mzhama(プロフ) - こんにちははじめまして。コナンとのクロスオーバーめちゃ楽しいです。更新楽しみにしております!頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいました。 (2022年11月15日 14時) (レス) @page32 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ星人 - 好きな東リべとコナン!神作だ!これからも頑張ってください! (2022年8月17日 15時) (レス) @page6 id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:liquor | 作成日時:2022年7月19日 22時