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高校2年生になり、クラス表を見ると相変わらず新一と蘭、そして園子は同じクラスだった。

クラス表には、クラスメイトと1年間担任になる教師の名前が記されていた。
2年B組の担任は聞いたことも見た事もない名前だった。



「B組の担任、新しく赴任してきた先生らしいよ!」



何処からの情報なのか不明だが、園子は皆に聞こえる声量で言い放った。



「しかも、イケメンらしい!!!」



情報が早く入手したと思ったら"イケメン"の言葉を出した。
言葉に釣られる人とは園子の事を指すのだろう。

園子の言葉に女子生徒は喜びの声を上げた。
男子生徒は「女の先生が良かったな」とか溢す。


チャイムが鳴り、それぞれ席に着く。
だが、チャイムが鳴っても担任は来ない。

初日から遅刻か?と皆ザワザワと騒ぎ始めた。



「どうしたんだろうね…。」

「さあ…」



ガララッ



扉が開き、ピタッと話すのを止めるB組。
皆の視線は前方の扉の方を向いている。



『すまない…!準備に時間かかってしまって遅れてしまった。』



少し癖っ気のある黒髪に眼鏡を掛けたまだ若い男が出席簿を抱えてやって来た。

教師は教卓に出席簿を置いて、生徒に背を向けた。




"鳳 A"



白のチョークで達筆に書かれた名前に皆はそれぞれ反応を示す。
字がきれいだの、カッコイイ名字だの、中には"鳳"という字を読めない生徒もいた。




『"(おおとり)Aといいます。今年からこの帝丹高校に赴任してきました。』





清々しい笑顔で自己紹介をするAにB組は何故か心地よい感じになった。
しかし、高校生探偵と言われている新一にはその笑顔に少し違和感を感じていた。



「…。」

「どうしたの?新一、気難しそうな顔して…」

「…いや、何も。」



ただの気のせいかと新一は眠りに付いた。
どうやら、新学期早々新しいミステリー小説を読み漁ったようだ。




『えーと、工藤くんだっけ。』

「!…何ですかぁ〜?」




気付いたら、新一の席の前にやってきたA。
それに、タイミングよく欠伸をしてしまった。
初日から目を付けられるとは運が悪い。




『眠そうだけど、夜更かしでもしたのかい?』

「あー…ちょっと…」

「新一、新しいミステリー小説ずっと読んでました。」

「おい、蘭…!」



誤魔化そうとした新一だったが、幼馴染によってバラされた。



『次の日に響くから控えるように。』

「…。へーい。」



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mzhama(プロフ) - こんにちははじめまして。コナンとのクロスオーバーめちゃ楽しいです。更新楽しみにしております!頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいました。 (2022年11月15日 14時) (レス) @page32 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ星人 - 好きな東リべとコナン!神作だ!これからも頑張ってください! (2022年8月17日 15時) (レス) @page6 id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:liquor | 作成日時:2022年7月19日 22時

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