KAMAKURAクリニック3 (ページ7)

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ラウールside

友達の家に泊まって仕事だし早くに電車で帰宅中めめから連絡が。
A、熱ぶり返しちゃったって。
かわいそうに。
つい最近治って復帰したばっかりだから本人気にしちゃうだろうなぁ。
寝てたら悪いと思ってそーっと家から尿検査と採血を回収して静かなクリニックで1人早速検査を回す。

Aちゃんはお休みするだろうから受付周りの掃除やら待ってる間にしてしまおう。

しばらくクリニック内をうろうろ掃除してたら
舘さんがやってきた。

ラ「結果、もう出るよー。Aどんな感じ？」
舘「目黒に厳しくされて、今は優しくされてる」
ラ「あは。想像つく」

電カルの前でぽちぽち操作してたらやっとAの検査結果が反映された。
舘さんと2人、画面を覗き込んだら…

ラ「えっ。炎症反応めっちゃ高いね。白血球も…」
舘「マジか。1人で寝かせとくの心配だな。みんな予約状況どう？俺は結構詰まってんのよ。」
ラ「交代で様子見なきゃだね。」

Aの検査結果に頭抱えた舘さんは早速グループラインに現状を流してくれて
それぞれ返信があったり、既読だけだったりと反応は違えど俺が様子見に家に入った時には
家にいる人はもれなくAちゃんの布団周りに集まってる状態で。
Aもしんどそうだけど、どこか安心した感じで今は佐久間くんのハンドパワーで寝かしつけられようとしてる。
ネコちゃんと同じ技、Aにも効くんだ？笑

佐「お、寝たわ。にしても、体あっちぃのよ。お嬢。」
ラ「どれどれ…うわ、ほんと！」

おでこは冷えピタで覆われてるから首元触ってみたらほんとにあっつい。
これ、何度あるんだろ。
側にあった体温計をそーっと脇に挟んで腕を軽く抑えてたら突然Aの背中が波打った。