KAMAKURAクリニック3 (ページ6)

今日:77 hit、昨日:200 hit、合計:48,957 hit

. ページ6

さっき用意したのをAの前に出すと、
チビチビだけど食べ始めて、目黒もそれを見て満足げ。
熱でうるうるな目だし、スプーンですくうのも体力を使うのかゆっくりではあるけど半分くらいは自力で頑張ってくれた。

目「気持ち悪くない？」
「ん。ヨーグルト冷たくて美味しい」
目「そっか、少しでも食べれてよかったね。まだ食べるならスプーン貸して」

Aが遠慮する暇も与えずスプーンを奪った目黒は一口分すくってAの口元に持って行く。
いや、ね。
ナースだし食事介助も慣れてるだろうけど、目黒がやったら食事介助に見えないのよ。笑
Aも熱で赤い顔をさらに赤くして
反対の手でほっぺをツンツンってしてもさっきの診察より小さくしか口開けない。

目「もういらない？食べれる時食べようよ、ね？」
「自分でする…の。」
舘「甘えときな。点滴頑張ったから目黒また優しくしてくれてるよ」
「あ。…優しいめめ…レア」
目「え？俺は基本優しいでしょ。特にAには」
舘「いやー。全部優しさからだけどさ、俺らの中じゃあ飴と鞭の鞭多めじゃない？」
目「みんな飴ばっか配りすぎだからでしょ」

まぁ、そうか。笑
俺も年下にぴしゃっと言われてすぐ納得するっていう…
自覚はありますよ、一応。

「めめ、おかわりー」
目「はい、あーん。よく噛んでね」

Aも慣れてきたのかテンポよく食べてちゃーんと完食。
目黒に頭ポンポンと褒められてうれしそうにしてる。
まだだるそうだから、このまま休んで点滴で楽になるといいんだけど…
ラウールが検査回してくれてるはずだしここは目黒にまかせてクリニック覗いてくるか。