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岩「A、何回もごめんね。ここのベッドに移ろう。」
「んんっ。いたぃ…」
岩「痛いね。今から原因調べる検査するからね。その前にお熱下げるお薬しよっか。」
深「横向きにゴロンするよー、よいしょっ」
「んあっ！！いだぃっ……」
体を横にしても拒否るより先に首が動かされた痛みで涙流してるA。
タオルをかけて下着下ろそうとしたら、ようやく座薬に気づいたのか…泣きながら俺に手を伸ばしてくる。
「ゃらない…っ、ふぇっ……ふっかさぁぁんっ……」
深「よしよし、しんどいよね。お熱下がったら楽になるからねー。照、やって」
岩「Aー。すぐ終わるからさ、お口でふーーって息はこう。せーのっ」
「やっ…ﾝﾝﾝｯ！」
深「おっけ、頑張った、頑張った。」
「………っ！泣」
力抜くのは難しいと判断した照によって
一気に薬入れられたAはほんとなら避けたり、暴れたりすんだろうけど、体の痛みがそれを邪魔してできないもんね。
気持ちの持って行きようがないんだろう。
掴んでた俺の腕をパッと離してペチペチ叩いてくる。
別に大した力でもないし、俺は大丈夫なのよ？
だけど、検査の準備はもうできてて亀梨先生と風磨がスタンバイしてるから仕方なく一旦離れて俺もガウンを着せてもらった。
亀「Aちゃん、久しぶりだねー。」
俺と照がガウンを着せてもらってる間に亀梨先生が目線合わせてAに話しかけてる。
不安そうにキョロキョロ視線で俺らを探してるし、痛いだろうに横向こうとして亀梨先生に制されてるのも見える…
早くそばに戻ってやりたい
横を見ると照も同じ気持ちなのか、ガウンの紐も結び切らないまま歩き出してAの側に駆け寄った。
亀「今からひとつ検査頑張ろうね。ゆっくりエビさんみたいに背中丸くしようか」
照が手を貸してやろうとするけど、Aの目は「何するの？」と不安そうで照の手が止まっちゃってる
深「だぁいじょーぶよ。まずまーるくなるだけ。いきなりやらないからね」
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作者名：るい | 作成日時：2025年9月7日 23時
