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※ちょっと血要素
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
｢あ、今度は覚えててくれたんだぁ…♪｣
｢さすが賢いAじゃ、我輩Aのそういうところ大好きじゃぞ…♪｣
先程の殺伐とした雰囲気に似合わない間延びした二人の声に、私は少しだけ緊張を解く。
それよりも、何があったか聞かないと。それに、目隠しを解いてもらわないといけない。
｢…あの、二人とも。今、何があったの？私、目隠しされてたからよく分かんないんだよね…｣
あ、声が震えてる。
彼らが来てくれて安心したけれど、目隠しも椅子の後ろに縛られている手も、未だに拘束は解けないままだ。
｢…知りたいの？｣
｢知らん方がいいと思うんじゃが…｣
｢な、何で？どんなことなの？｣
何で隠すの？
そんなに知られちゃいけないことなの？
｢知ったらAは傷つくよね、兄者？｣
｢きっと立ち直れなくなってしまうのう？｣
二人が顔を見合わせている姿が想像できる。
｢…え…？立ち直れなくなる…？｣
でも、何の事だかは、予想すらできない。
｢それでもAは知りたい？
俺は奈夜の物だから、奈夜が望めば出来ることなら何でも叶えてあげるよ。
知りたいなら、それだって教えてあげる｣
｢そうじゃな。愛する奈夜の頼みなら、我輩ほとんど何でも聞いちゃうぞい♪
…知りたいならそう請えばいい。お主は我輩と凛月の物でありながら、我輩と凛月を従える主でもあるんじゃから｣
｢…教えて、零さん、凛月くん。
目隠しも、後ろの手も、解いて。お願い｣
私がそう二人に願えば、二人はすぐに目隠しと手を解いてくれた。
｢…ぇ、何これ、え、え？何で、何で｣
──部屋は、真っ赤だった。
私に手を伸ばして倒れた赤色のドレスの人、首の無い人形らしき物、生首…
｢ねぇ、どういうことなの!?何で、みんな、こんな、しんで、いや、しんでない、ちがう｣
頭の中が真っ白になって、正常な判断が下せなくなる。自分が何を言っているのかも分からない。
過呼吸から抜け出そうとはくはくと口が酸素を求めるも、得られたのは無駄に濃い鉄の匂い。
｢ほら奈夜、落ち着いて｣
｢焦りすぎじゃぞ？｣
｢なんで？何があったの？｣
そこで私は、二人がズルズルと何かを引きずっているのに気付く。
それは、さっきの人達の屍を思い起こせば、すぐに何か分かった。
凛月くんは大きな銃。零さんは死神のような鎌。
(あの人達を殺したのは、ふたり？)
喉から息が漏れた。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
凛月くんの銃は節分祭のです！
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愛が止まらない人(プロフ) - 文学兎(三代目アカ)さん» コメントありがとうございます！書いていらしたんですか…是非見てみたいです。需要があると言って頂けて嬉しいです！時間が出来次第、作ってみようと思います！ (2019年8月23日 8時) (
レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
文学兎(三代目アカ) - 長文失礼いたしました。 (2019年8月22日 23時) (レス) id: 20bbbeb26f (このIDを非表示/違反報告)
文学兎(三代目アカ) - 愛が止まらない人さん» 初めまして、文学兎です！私は昔、文アルの○○してみたを書いて居ました。結果、反響は大きかった事を覚えています！需要は、とてもある事だと思いますので、貴方様の○○やってみたが私は見てみたいです。 (2019年8月22日 23時) (レス) id: 20bbbeb26f (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 零さん» こんばんは！(？)最高だなん言っていただいてありがとうございます！忍くんside頑張ります！ (2019年3月29日 9時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こんばんは…(？)初めまして！小説、読ませていただきました！忍君…！( ☆∀☆)依存の蜜、最高でしたwできれば忍君sideを書いていただきたいです(´･ω･｀)無茶なこと言ってすみません(｀；ω；´) (2019年3月29日 3時) (レス) id: 87136d049a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛が止まらない人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2018年6月26日 21時
