今日:39 hit、昨日:1 hit、合計:201,780 hit
小｜中｜大
［３−８］ ページ30
潤side
「ゲームしよ」
また目線を戻せば俺と同じ気持ちだろう和が
いつも通りの表情に戻してゲームを手渡してきた。
チラリと足元を見ればもう1つ
電源の入っていないゲーム機。
「いいけど、雅紀にぃも呼ぶ？」
「……潤が呼んで？」
「はいはい。りょーかい。笑」
ツンデレか分かんない和に笑いながら
まだ話している雅紀にぃを見つめる。
ギプスを付けていたときは不自由そうだった
左腕も今は傷も薄くなって痛みはないみたい。
うん。良かった良かった。
雅紀にぃの怪我も早く治ったし、
悩み事も解決したっぽいし。
案外雅紀にぃって優しすぎて
思い悩んじゃうことあるから。
それが今は良い方向に向かってるなら
良いことじゃない。
「……あ、終わったかな。
雅紀にぃ〜」
「んっ？ なに〜？」
「腕大丈夫ならさ、ゲームしない？」
「おおー！ いいね！ やる！」
パタパタやってきた雅紀にぃは
すでに楽しいモード突入しちゃってて
ここ最近で1番イキイキしてる。
和が用意してたゲームを渡せば、
雅紀にぃは「久しぶりだー」って受け取って。
そしたら突然ボタンをカチャカチャ押し始めて
あまりの突飛な行動に和と思わず吹き出した。
雅紀にぃ、元気になって本当に良かったね。
優しさと怪我［END］
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 391人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやりゅ。 | 作成日時：2019年6月19日 0時
