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[3]約束の朝ごはん(双子) ページ42

和也side









土曜日。


今日は今週潤と約束していた朝ごはんを作る日。


俺と部活がない潤、それから智にぃは休みだけど
雅紀にぃと翔にぃは普通に仕事だから
少し早めに起きて朝ごはんを作る予定なの。


……そのはずなんだけど。



「じゅーん。そろそろ起きてー」


「んん……」



いつも翔にぃに起こしてもらってるから
俺がこういうことするのは慣れてない。



早く起きなきゃ作れないじゃん。


雅紀にぃと翔にぃ、仕事行っちゃうよ〜



そんなことを思ってたらドアをノックする音。


回数は3回。


さっき智にぃがノック2回してくれたのに、
降りてこないからまた来てくれたのかな。


「はーい」って外へ声をかければ
ガチャっと開けられるドア。



「おはよう」


「え?」



開いたドアの先にいたのはなんと翔にぃで。



「翔にぃ、おはよ。なんで?」


「んー?
和が苦戦してるんじゃないかと思って。笑」



そう言って翔にぃは笑いながら
潤のベッドに寄って、膝立ちする。



翔にぃには悪いけれど言ったことは正解だ。


だって寝起き悪い潤、超強いんだもん。

しかも相手が翔にぃじゃないとさらに強い。



「潤、起きてー。和が困ってるよ」


「……ん……んんー」


「ほら、ご飯作ってくれるんでしょ?」


「ん……、ん、」



翔にぃの言葉に少しずつ潤の意識が
今に引き上がっていく。



「潤、起きろー、ほら手ぇ出して」



その言葉を聞いた潤は無言で手を差し出す。

そしてそれに翔にぃが笑って
「よし」ってその手を掴んだ。



翔にぃ凄いな。



その後もあれよあれよという間に
潤の意識が覚醒していく。



「おはよ。行けるか?」


「はよ。ありがとう翔にぃ」



数分後には翔にぃの声掛けもなく
潤があくびをしながらベッドから出た。


それから俺を見つけて歩いてくる。



「和、はよ。あとごめん」


「おはよ。
ううん。結局翔にぃが起こしてくれたし。笑」



そう言ったら朝から爽やかなスマイル。


いただきましたイケメンなやつ。あざーっす。


けど潤。

俺達の声でもすんなり起きれるように
その寝起きの悪さは、程々にね? 笑

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あい(プロフ) - お返事ありがとうございます。私は潤くんが好きなので潤くんのお話も楽しみにしながら読ませてもらいます( ^∀^)これからも楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
あやりゅ。(プロフ) - あいさん» あいさん、コメントありがとうございますm(*_ _)mご感想、本当に嬉しくこれからの執筆の励みにもなります!どうかこれからもあたたかい心で彼らのはなしをご覧いただけると幸いです(^^♪ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 4f4f43ef84 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちわ、楽しく読ませてもらってます(^^)これからも更新楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 12時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやりゅ。 | 作成日時:2019年5月25日 0時

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