［１−１１］ ページ12
潤side
「和ー！ 行くぞー！」
「はいはーい！ 今行くー！」
ご飯を食べ終えて
学校へ行く準備を終えてから玄関で和を待つ。
走ってパタパタとやってきた和はカバンを背負い
何かのファイルを持って靴を履いている。
「なにそれ」
「ん？ ああ。
委員会で使う資料。持ち帰ってたの思い出してさ」
なるほど。
それで少し遅かったのか。
納得しながら靴を履き終えるのを眺めていれば
「よし！ ありがとう」と和が立ち上がる。
そのタイミングで智にぃがやって来てくれて、
いつも玄関で見送りをしくれるんだ。
そしたらなんと今日は翔にぃもやって来て
そういえば昼前から仕事だったかと思い出す。
すればまたまた寂しいといわんばかりに
雅紀にぃも玄関にやって来た。
まだ自分の支度も終わってないのに。笑
「にぃ達ありがとう！
じゃあ、いってきまーす！」
「いってきます！」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
智にぃはもちろん、翔にぃと雅紀にぃも笑って
「いってらっしゃい」と手を振ってくれる。
嬉しさと少しの恥ずかしさが混じりながら
和と笑い、俺たちも手を振って家を出た。
「にぃ達、ほんと優しいな」
「だねぇ。
雅紀にぃなんて絶対準備の途中だったよ」
「そうそう。でも来てくれたな」
「雅紀にぃは騒がしいから別にいいんですけどね〜」
「あー。それ雅紀にぃが知ったらくすぐられるぞ」
「えぇ、それはやだな。
雅紀にぃは力加減出来ないから。内緒ね？」
「ふはっ。はいはい。」
そう言っていつもからかって、
雅紀にぃが来たら嬉しそうにじゃれてるくせに。
素直じゃないってか？
「そうだ潤。
今日帰ったら雅紀にぃと3人でゲームしよ」
「いいよ」
「雅紀にぃ、ゲームしたいって言ってくれるかな〜」
「あの人案外仕事大変だから」って呟く和。
その後すぐに体力馬鹿だけどって付け足してたけど。
なんだ、実は和も遠慮とかしてんのかな？
雅紀にぃ、いつも嬉しそうに構ってくれてるのに。
ちゃっかり心配してますって？
可愛いやつ。笑
「大丈夫。和の誘いだもん。したいって言うよ」
「ほんと？」
「うん。即答してゲーム機持ってくるよ」
「……よしっ。
なら、こちらはフル装備でいきますか♪」
あ、いつもの顔だ。
でもすごく楽しそう。
ほんと、雅紀にぃには特にだけど
和はにぃ達に素直じゃないな〜。
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あい(プロフ) - お返事ありがとうございます。私は潤くんが好きなので潤くんのお話も楽しみにしながら読ませてもらいます( ＾∀＾)これからも楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 14時) (
レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
あやりゅ。(プロフ) - あいさん» あいさん、コメントありがとうございますm(*_ _)mご感想、本当に嬉しくこれからの執筆の励みにもなります！どうかこれからもあたたかい心で彼らのはなしをご覧いただけると幸いです(^^♪ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 4f4f43ef84 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちわ、楽しく読ませてもらってます(^^)これからも更新楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 12時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりゅ。 | 作成日時：2019年5月25日 0時
