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目を疑った。
一生懸命話す彼女から目が離せなかった。





昂「あの先生かわいくね?担任なんねーかなぁ」


慎「…」





話し終えた彼女は自分の席に戻っていく。


その後担任発表が行われた。
少しだけの期待を胸に、
自分のクラスの担任発表を待つ。





「次に2年3組の担任は



AA先生」





その瞬間ドクンッと心臓が波打った。

クラスのみんなの前に立つととよろしくお願いしますと一言。
この1年間が輝く気がした。



教室に戻ると先生は自己紹介を始める。





『今日から1年間2年3組の担任になりました、AAです。

担当教科は国語で、
バスケ部の顧問をすることになりました。
この1年間がみんなにとって充実できるように
微力ですが、力になるので頑張りましょう!

1年間よろしくお願いします。』





お辞儀をした先生にクラスみんなは拍手をする。
顔を上げて微笑んだ先生と目がバチッと合うと
再び微笑んでくれた気がした。
そして胸がまたぎゅっとなる。



HRが終わり、下校時間。
いつもの4人で帰る帰路。





拓「そういえばまこっちゃん今日おかしくなかった?」


龍「うんうん」


慎「え、普通笑」


昂「にしてもA先生可愛すぎない?笑タイプだわ」


拓「確かに美人だよね」


龍「えぇ」


昂「まこっちゃんはどう思う?」


慎「え?」





確かにみんなが思うほど先生は美人だ。
俺も一目惚れしてしまったから。





慎「普通じゃね?笑」





今はまだ隠しておこう。


きっと新学期で気分が上がっているだけ。

きっとこんな気分にさせるのは
この暖かさ、この輝いて見える景色、


春のせいだから。

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作者名:さku | 作成日時:2021年4月15日 22時

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