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私の発言を聞いた瞬間、二人は私の手をガシリと掴んできた。
「てことは、自覚したんだ！」
「ハルは猛烈に感動しています！」
驚いている私に嬉しそうな顔を顔を向ける。
他人の恋愛事情を、まるで自分の事のように喜んでくれるなんて…。
きっと、私一人ではこの結論にたどり着くことはできなかっただろう。永遠くんや友達や仲間が、私にこの気持ちの名前を教えてくれた。
いつの間にか私の周りにはたくさんの人がいて、その皆が私の存在を認めてくれていたんだ。
「…ありがとうございます…私も、嬉しいです…」
ダメだ。皆さんのお顔が頭に浮かんで、涙腺が緩んでしまった。
「は、はひっ！？Aちゃん、泣かないで！」
メソメソしている私を心配してくれたのか、テーブルを囲んでいたお二人は私を間に挟むようにして隣に座ってくれた。
「よしよし、いっぱい考えたんだね」
「Aちゃんは頑張り屋さんです」
私の頭を撫でて褒めてくれるけれど、二人が思っているほど私は大したことはしていない。
たくさんの人に頼って、いろんなことを教えてもらってここまでたどり着いた。私個人は恋をすることを拒んできた、恭さんの言葉を借りれば“臆病者”だから。
でも、それが私にとってはとても嬉しいことだったりする。私には頼れる人がいて、親身になって教えてくれる人がいるのだという証みたいに感じるんです。
これが、私の求めていた仲間という存在なんだ。
京子さんのお宅をお暇したあと、家に帰った私は永遠くんに自分の気持ちを自覚したことを伝えた(寄り道すると伝えてあったから、私が暗くなってから帰ってきても彼は怒らなかった。心配はしてくれましたけど)。
ベッドに入って眠る前、目を瞑った私はまた恭さんのことを考えていた。
私はあの人のことが好き。だけど、そう認めてしまったからには、他にも様々な感情が付きまとってくるに決まっている。
そのせいで恭さんに迷惑をかけてしまうかもしれない。
もしそうなった時には…。
「……」
被害妄想が膨らみそうになったところで、私は目を開けた。
視界には暗い部屋と天井。
ベッドに入ったまま深呼吸をし、こんがらがりそうになった脳に酸素を送る。
やってしまったらどうしよう、を先に考えるのは良くない。迷惑をかけないように考えながら行動していれば問題は起きないはずだ。
冷静になった私は再び目を閉じ、泣き疲れたせいもあるのかいつもより深い眠りについた。
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ちゃ(プロフ) - 夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイさん» またコメいただけて嬉しいです…！ありがとうございます！完結させたい気持ちは山々なんですが、キャラがもたもたしていてなかなか進ませてくれません…^^;(笑)気ままに書いておりますがまたよろしくお願いします！ (2019年2月1日 11時) (
レス) id: a50c7c36d5 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！いつもニヤニヤしながら読ませて頂いております……！夢主ちゃんが自分の気持ちを自覚して、そろそろ完結か……？と、感動を覚えると同時に少し寂しくもありますが、いつも楽しみに待っております！！無理せず更新頑張ってください！！！ (2019年2月1日 0時) (レス) id: be5de4e45a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャ | 作成日時：2019年1月30日 21時
