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第三十一話 月ヶ丘翠 ページ32

「ないッッッッッ!!!」


先程大声を上げた男、月ヶ丘翠。現在ミュータントに関する資料を無くしている。

脱走に関する資料は棚の上から三番目、現在探しているのはその脱走に関する資料だ。
大事な資料は大切に保管しているはずなのに、見つからない。ない!ない!ない!

何処を探しても
 ないッッッッッ!!!!!!!!!

見ての通りであるが、月ヶ丘翠、とても焦っているのである。昨日念のために「明日用の資料」と書かれたファイルに入れた事に気付かない程度には。


「しゃあない…飯食って富岡にも探すの手伝って貰おう…」

資料を探すのは一旦諦め、先程まで作ってあとは皿に盛り付けるだけだった料理を先に片付ける事にした。

気分転換だ。何か思い出すかも知れないし、無駄な時間にはならないだろう。

「富岡ー!皿運ぶの手伝ってやー!」

富岡の部屋に向かって大声で叫ぶ。だいたいこの時間は自分の部屋にいるし、まぁ大声で呼べば出てきてくれる。

「はいっ!翠様、晩ご飯ですね!」

「せやで、皿運んで座っといてな〜」

今日の晩ご飯は、豆腐とわかめ味噌汁に唐揚げやらサラダやら……まぁ色々。
俺も席に着いた後、二人で手を合わせ晩ご飯を食べ始めた。


「…ん、そういえばなんやけど富岡、あの〜…この前の脱走の資料さ、一緒に探してくれへん?なくしちゃったんよな」

「そうなんですか翠様、分かりました!あたしも一緒に探します!」


そのあとは適当に駄弁って、ご飯を片付けたあとは家中を捜索し



数時間後、ファイルの中から一枚の資料が見つかった。

第三十二話 レヴィアタン→←第三十話 麦瀬瞳



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ミクミキ(プロフ) - 更新します! (2019年11月12日 20時) (レス) id: eada72cfbe (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 更新しましたー (2019年11月9日 22時) (レス) id: ed034718e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミクミキ x他4人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年10月14日 19時

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