参話 ページ5
主人公side
その日もいつも通り過ごしてた。
鬼になってからは日が暮れないと行動できない。暮れるまで待ってから鬼狩り達に見つからないように森やなるべく人が通らない道を歩く。
一ついつもと違うことがあるとしたら、森に迷った少女が泣いていたことだった。
少女曰く、この付近に綺麗な花が咲いているらしい。その花を母にあげるために来たら迷ってしまったとの事だった。
仕様がないから町まで送ってあげる。と言えば花が咲いた様に笑った。
終始耳元で囁き続ける声が少し大きくなった気がした。
送る途中鬼に会った。その獲物を寄越せだの、俺が喰うに相応しいだの煩わしい声で叫ぶ。
怯えた少女の泣き声を聞きつけたのか、鬼の気配を感じたのか鬼狩りの奴らまで来てしまった。
「嗚呼、本当に煩わしい」
思わず声が出てしまった…。
私の言葉を聞いた鬼が襲いかかってくる。
そんなことをしても意味は無いのに。
私はただ佇むだけだった。
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豆乳まみれ(プロフ) - かなとさん» ご注意ありがとうございます。今後は無いように気をつけます。 (2019年6月25日 16時) (レス) id: daab340e9d (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月25日 16時) (レス) id: 0c7d089a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soymilk31 | 作成日時:2019年6月25日 16時