アイネクライネ PM.6:37【ブルーロック】【男主】 (ページ13)

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俺のことずっと愛してもいいよ。【氷織羊】ページ13

「「羊、お前は世界一になるんだ」」

その言葉は僕を苦しめる。呪い。
常に僕の首を絞めようとする手。

吐き気がしそうだ。
本当、

父は全日本銀メダリスト。
母は走り高跳び日本二位。

一位になれなかった無念を晴らすために、
『我が子にはトップアスリートになってほしい。』

そんな期待を託され、僕は生まれた。

僕の父と母のスポーツではなく、サッカーで一番の選手になるために、
英才教育を受けた。

両親が喜んでくれてるなら、僕はサッカーをしていた。

僕は愛されていると思ってた、

でも違った。

「「羊が世界一になれないんならリコンや！！」」

この人達は僕を愛してない。
僕の才能を愛してた、

僕は気持ちワルいと心底思った。

僕は愛されたい。
そんなこと思ってたとき君が居た、
名前はルイ。
名前は類垣、僕よりはるかに上の23。

最初はネッ友の関係で僕がバトルの待機時間に何気なく愚痴ってみた。
両親のこと。
僕のこととか。そしたら。、

ルイ:《逃げ出したら？17でしょ？雇ってくれる所はあるだろ。》

ヨウ《…無理だよ、離婚するもん。あいつら》

ルイ:《別に良くね？離婚したっていいでしょ。ヨウの人生には関係ない。》

ヨウ《関係あるよ。》

ルイ:《ねぇよ。そもそも家族も他人だろ。》

ヨウ《ルイさんはそういうけど、無理なもんは無理やろ。》

ルイ:《…うっざ…あっだったらさ…今度会わね？同じ京都やし、》

ヨウ《えっでも。、》

ルイ:《大丈夫、ちょいと話すだけ。》

ヨウ《うん。》

本当は怖いけど。優しい人やし、会ってみることにした、
怖いけど、
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駅前集合で、ルイさんを待った。

『ヨウくん？かな？』

「ルイさんですか？」

『そうやで。ほな行こか。』

そして連れてこられたのはカフェだった

『んで。ヨウはどうしたいの？逃げたいの？』

「うーん正直逃げたいかな…笑」

冗談ぽく言った。

「僕、愛されてないから、」

そう呟いた。

ガタン！