ん家3 (ページ25)

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桃side

まさかの大当たりを引いた俺！

赤「よし！走るぞ照史！」
橙「ぶっちぎりで行くぞ！」

濵ちゃんの「よーいどん！」の声に2人は
真っ暗な森の中を懐中電灯を持って
走って言ってしまった

暗い森から
「うわぁ！」や「ビックリした！」「ぎゃー！」
など色んな叫び声が聞こえている

緑「案外怖いねんけど！」
青「俺と濵ちゃん居るから大丈夫やろ！」
紫「せやで！神ちゃん固まったら抱えて行こ！」
青「神ちゃんなら持てそうやな」
緑「人を荷物みたいに言うなや！」

黄「ふー…ふー」
桃「淳太？」

1人カメラのないところでさっきから深呼吸している

黄「大丈夫」
桃「大丈夫な顔してへんやん！ほんまに無理ならやめとき？」
黄「折角の企画やもん…大丈夫」

赤「しんど！」
橙「こんなに走ったん久しぶりや…」
紫「ゴール！」
青「え！早くない？」
緑「トップバッターやなら早いのか遅いのかわからへんな！」
赤「いや！ほんま止まらへんかったから最速やで！」
橙「後は足速いかの話になるで？」
紫「では2番目！俺らも行こか！淳太掛け声頼むわー」
黄「ん…準備はいいですか？よーいスタート！」

3人も走って真っ暗な森の中へ

赤「なん？淳太ビビってるん！？」
黄「うるさい…」
橙「んはははっ完全にビビってるやん！」
黄「もうええから！黙っとれ！」

桃「2人めっちゃ早かったのに3人遅くない？」
橙「そりゃ俺は近道知ってたからな」
黄「はぁ！？ズルいやん！」
赤「淳太も近道探せばええやろー！」
橙「地の利ですー」
桃「えー！優勝無理やん！」

橙「それにしても遅くない？」
黄「確かに。声も聞こえへんようになってもうたね」
赤「制限時間ってあったっけ？」
桃「決めてへんはずやでー」

スタッフさんの顔を見ても
首を横に振ったので無いみたいやな

橙「えー、でも決めてないと終わらへんかもよ？」
赤「道中真っ暗やったから迷子になっても困るしなぁ…」
桃「遭難はシャレにならへんからな」
橙「せやな。よし！30分経っても帰ってこんかったら失格でお迎え行こか」

淳太が遭難したらみんな困るからな

橙「だから変な事考えるんやないぞ」
桃「へ、変な事考えてへんわ！」

ちょっと怖がって引っ付いて欲しいだけやし！

赤「襲ったりしたら5人でボコボコやから」
桃「お前らも襲ってるくせに？」
黄「ん？何の話？」
橙「なんも無いけど道中くらいからホンマに気をつけてな？」
黄「うん！転けへんようにするわ」
赤「怪我はやめてな」