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「そんなことより、ピクニックに行くんじゃないの？私もうお腹ペコペコなんだけど」
厨房には香ばしい匂いや甘い匂いが溢れていて、オリビアのお腹はさっきからクゥクゥ鳴っている。
「ふふ、オリビアちゃんたら」
ソフィアが揶揄うようにクスクスと笑い、オリビアがそんなソフィアを軽く小突く。そんな光景に、カトレアは心の奥底がほんのりと暖かくなるのを感じていた。
「カトレア？」
「カトレアちゃん、どうかした？」
『いいえ、なんだか、とても幸せだと思ったの』
「なぁに言ってんのよ。こんなの
カトレアはパチリ、と目を瞬く。そして、破顔した。
『そうね、日常だものね』
「そうだよ！日常なんだから！」
また、オリビアのお腹がクゥと鳴った。
『うふふ、ミリー、ピクニックで軽くつまめる物を用意してもらってもいいかしら』
「勿論でございます！」
カトレアのお願いにミリーはパァーと顔を輝かせ、他の何人かの屋敷しもべ妖精と共にいそいそとエプロンを着け始めた。
屋敷しもべ妖精達が、クッキーとスコーンをバスケットに詰め始めた頃、折角だからレオも呼ぼうと彼を呼びに行っていたオリビアとレオが厨房にやって来る。
「へぇ、ホグワーツの厨房ってこんなところにあったんだな」
「はいはい、ここにはまた後にでも来れるんだから早く行こ。お腹減ったんだから」
物珍しげに辺りを見渡すレオの背中をバスケットを持ったオリビアが押して厨房を出ていくのを、カトレアとソフィアはニコニコ＿ニヤニヤとも言うが＿しながら追いかける。
3人それぞれと仲がいいレオだけど、ホウキに乗って飛ぶのが好きだという大きな共通点のあるオリビアとは一等仲が良かった。
別に2人が付き合ってる訳ではないけど、女子にとって恋の話は大好物なのだ。
先輩と付き合っている同級生もいるし、いつも3人でいて、しかも
＿オリビア曰く「カトレア･エバンズという人間をよく知らない人でもカトレアがめちゃくちゃ美人で優しくて頭が良いって知ってるんだから、フォーリーと仲がいいだけで告白が無くなるわけないでしょ！？」らしい。
カトレアが告白してくる男子に微塵も興味を抱いていないから3人の恋話の話の種にならなかっただけだ。
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雅 - とても面白いですっ！！物語が丁寧だし読みやすい…更新頑張ってください！！ (2月6日 22時) (
レス) @page8 id: cc7c78e963 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ものすごく面白いです！！更新頑張ってください！ (2021年11月29日 19時) (レス) @page45 id: a84d0456a3 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 蒼月さん» はい！私のイメージだとそうです！！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 宵桜の館さん» なるほど!! 例えば、夢主の近くにいる不死鳥をフォークスのような紅だとしたら、夢主のアニメーガスはONEPIECEのマルコのような蒼＿とかで合ってますか？ (2021年9月26日 12時) (レス) id: 1cda098b14 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 初めまして、楽しく読ませてもらっています！不死鳥は、色を変えてみては如何でしょうか？あくまで個人の意見ですし、蒼月さんの考えに添えているか分かりませんが．．． (2021年9月26日 12時) (レス) @page43 id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼月 | 作成日時：2021年5月20日 21時
