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ホグワーツに入学して数週間、新入生であるカトレア達はもうすっかり新しい生活に慣れていた。授業では課題が出されるようになり、課題を真面目にやる気のある生徒たちは連日授業が終われば図書館に通いつめていた。
勿論カトレアもその中の1人だった。
いくら入学前に教科書を読み込んで内容の全てを頭に入れていたとしても、ホグワーツで出される課題はそう易しくない。
否、ただそれなりにやって、それなりの結果を貰うだけなら教科書だけで十分事足りる。
でも、カトレアはそれでは満足できなかった。
もちろん課題の評価点はできるだけ多く欲しいし、先生からの評価も努力に見合う量欲しい。
それ以上に今まで知らなかった事、知りえなかった事を知ることができるのがとても楽しかった。
こういうところが、
☆
「やあ、カトレア」
『あら、アシェル。こんにちは』
「1人かい？」
時折カトレアが1人で図書館にいる時に、取り巻きを撒いたアシェルが話しかけてくることもあった。
図書館の司書のMrs.リーヴルは、後の司書になるであろうマダム･ピンスとは違って、本を汚したり周りに迷惑をかけなければ基本寛容な性格だった。
小声であれば話していてもチラリと見られるだけであり、カトレアが1人で図書館を利用する時には図書館の奥にある本棚の入り組んだそう簡単には見られない場所を使っていることもあってアシェルとカトレアは時々奥の"秘密基地"で話をしていた。
『ええ、もう課題は終わったからあの子達は寮に帰ったわ』
何時でもオリビアとソフィアと共にいる訳では無い。
大抵は一緒なのだが、課題以外の勉強をする時はオリビアもソフィアも図書館には着いてこないことの方が多い。
未だに決して仲がいいとは言えない関係の二人だが、カトレアが図書館に残る時は大抵2人で寮に帰っていく。
まぁ、きっと今頃はオリビアはグリフィンドールのクィディッチチームの練習を覗きに、ソフィアは寮の部屋で借りた本を読んでいるのだろうけど。
「そうか、なら少し話しても構わないかな」
『ええ、もちろんよ』
カトレアの向かいに座ったアシェルは手に持っていた本を手渡す。
その本は若干黄ばんでいて、"ボロボロ"とまではいかないが十分に趣のある本だった。
『“神秘的な魔術”…？』
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雅 - とても面白いですっ！！物語が丁寧だし読みやすい…更新頑張ってください！！ (2月6日 22時) (
レス) @page8 id: cc7c78e963 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ものすごく面白いです！！更新頑張ってください！ (2021年11月29日 19時) (レス) @page45 id: a84d0456a3 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 蒼月さん» はい！私のイメージだとそうです！！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 宵桜の館さん» なるほど!! 例えば、夢主の近くにいる不死鳥をフォークスのような紅だとしたら、夢主のアニメーガスはONEPIECEのマルコのような蒼＿とかで合ってますか？ (2021年9月26日 12時) (レス) id: 1cda098b14 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 初めまして、楽しく読ませてもらっています！不死鳥は、色を変えてみては如何でしょうか？あくまで個人の意見ですし、蒼月さんの考えに添えているか分かりませんが．．． (2021年9月26日 12時) (レス) @page43 id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼月 | 作成日時：2021年5月20日 21時
