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小走りでぱたぱたと出て行ったAさん。
一瞬だったけどメイクしたその顔…
JK「美人…。」
JM「僕も思った。昨日はジャージにすっぴんだったよね?それでも可愛いなーとは思ったけどメイクすると大人っぽい、美人〜って感じだよね?」
Y「はい、今エントランスに向かうのは…はい、通してやって下さい。…はい、はい。」
がちゃん。
Y「…本当にいいのか?」
RM「何遠慮してるんですか、俺の妹が同じ状況だったらダメって言いますか?」
Y「………いや。」
R「でしょう?自分の家族だから遠慮するかもしれませんが、客観的に見て落ち着きましょう。余計な事は考えず、せっかく一緒に過ごせる時間が出来たと思って楽しみましょう。」
Y「……そうだな…。」
さすがヒョン。
同意しかないような言い回し。
ユンギヒョンは椅子に座るとスープを一口飲んだ。
Y「…はぁ…。」
さっきの俺と同じ声を出したユンギヒョンは背もたれにズルズルと身体を預けると天井を仰ぎ見た。
Y「……楽しむか……。」
.
.
.
.
『え、いいの?』
Y《いいって。すんなりOKだった。その代わりプライベートに関することは口外禁止、お前の身の安全の為にも。今日はマネヒョンが迎えに行く、通行許可ないと入れないから。》
『……わかったけど…本当にいいの?私は別に…』
Y《わかったなら従えよ…毎日お前の顔見れるなんて、よく考えたらすげー事じゃね?》
ユンギはたまにこういう事言ってくるからずるい。
ずるい。
そんな風に言われたら断れないって、知ってて言うんだから。
Y《帰れそうな時マネヒョンに電話して、番号後で送っておく。》
『わかった。』
Y《あ。》
『ん?』
Y《くれぐれも寄り道するなよ、真っ直ぐ帰れ。今日は多分遅いから、夜もスタジオで食べる。頼むから天然コンビではしゃがないでくれよ。》
『…?』
Y《それにしても仕事場どうだ?本当に女しかいないのか?》
『部長は男性だけどあとは女性だよ、パワー溢れる部署だからだいぶ隅に追いやられてたけど…ふふ。』
Y《…ほかの男の話とかムカつくんだけど……____《SUGAさーん!》…あー…呼ばれたから行くわ、じゃ。》
ユンギだって…仕事だけど…女の人といるじゃん…。
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作者名:そー | 作成日時:2019年10月13日 21時