彼氏、彼女 ページ34
「奏斗?私たちってさ、付き合ったっけとこでいいの?」
「おぉ……さっき話しかけても上の空だったのに、急に戻ったな……」
あ、ゴメンなさい……
「う、うん……Aがいいなら……」
頬をかきながら照れたように言った奏斗
「本当……!嬉しい…じゃ!じゃあ、その…奏斗は…私の彼氏……で」
顔が熱くなるのを感じながら、私は言った
おぉ、めちゃ恥ずかしいんすけど……
「お、う……じゃあ、Aは俺の……俺……の……」
奏斗は段々、俯いてポショポショと言葉を呟いた
かっわいぃ!
いじめたくなっちゃう (←
「俺の……なに?」
私は焦らす様に奏斗をじっと見ながらそう言った
奏斗は顔は見えないけど、耳が真っ赤だった
「俺の彼女ってことで!」
半ばヤケクソの様に言った奏斗だけど、瞳がキラキラ輝いて……ヒーローの様だった
「クスッ うん!これからもよろしくね、奏斗!」
「お、おう!」
そう言って二人で抱き合った
夕日はもう傾いて、私たちを照らしてはいなかった
だけど、その時間はとってもキラキラしていて幸せだった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そんな甘い時間のあと、忘れかけていた雑用を奏斗といっそいで終わらせると辺りは暗くなってしまっていた
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍 - そらまめさん» あ、気付いてくれましたか!お役に立てて良かったです! (2021年5月15日 19時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - えっと...「優馬の心配 ページ16」って言う所から、「悠真」だったはずなのに、漢字が「優馬」になってます! (2021年5月15日 19時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - 藍さん» えっ!本当ですか!?すみません!えっと、どこか教えてくれませんか?自分でも探してみます……!言ってくれてありがとうございます! (2021年5月2日 20時) (レス) id: 0df261d861 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - あの、ゆうまの漢字変わってませんか? (2021年5月2日 18時) (レス) id: b2dbb8d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - 彩華さん» ありがとうございます!めちゃくちゃ励みになります! (2021年5月2日 12時) (レス) id: 0df261d861 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ