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嫌がらせ ページ3

そこからの嫌がらせは中々のものだった。

「あれ?ない……」

「どうしたの?」

ロッカーに入れてあったはずの体操服がない。

「持ってきたはずなんだけど…」

「あんたが忘れ物って……珍しくない?」
まゆが心配してきた。

「誰かに借りてくる…」

行きたくないが、実弥のクラスの友だちから借りよう……
教室へ行き、誰かを捕まえようとしてると
実弥が、気づいた。
私の方へ向かってくると、
クラスの子の視線が集まり痛い……

「あれ?Aどうしたんだぁ?」
「うん、体操服上だけ忘れちゃったみたいで…」
「デカイかもけど、俺の貸してやるよ。」
実弥が貸してくれた。
「ありがと…」

痛い視線を振り切り、自分の教室へ戻ると
「朝体操服持ってたじゃん?
どこに置いてきたの?」
と、さゆりが聞いてきた。
「うん……玄関かもね?」
へへっと笑ってごまかす。

確かに。朝、私がさゆりの体操服も一緒に
用意していたから
忘れるはずがない。

一体どこに……

考えながら実弥の体操服を着ると

デカっ!
おまけに実弥のにおい……
だめだ……授業に集中できないやつだ。

なんとか授業が終わり
実弥に体操服を返しにいく。

「ごめん、汗が……」
「Aの汗なら構わないさ…」
恥ずかしくて真っ赤になる私に

「今日は……待っててくれるか?」

あ……どうしよう…
黙り込む私に

「待ってろよ?」
上から私を見下ろしてくる。
はい、これ、強制的なやつね。

「う…うん。分かった。」

あー、また約束をしてしまった。
バカな私。


その様子を彼女達に見られていた。

嫌がらせ→←放課後



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えのき(プロフ) - 巴さん» はじめまして!コメントありがとうございます。この先はハードにはいかない予定です( *´艸)なんせ前半がハードだったもので(*_*)こっからは甘々になるかなーと( *´艸) (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» 返信遅くてごめんなさい(;_;)泣いてくれたのね(;_;)この先は実弥さんに頑張ってもらいます! (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
- このまま甘々、ラブラブで終わって欲しいけどサクラちゃん黙ってないよね?反撃はお手柔らかに…ヒロインより先に私の心が折れてしまう。 (2021年3月15日 22時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 朝から泣かせるんじゃねェ!!やっぱり実弥さんはカッコいい&優しいのだ!!! (2021年3月10日 7時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» ここらでお互い正直になってもらわないと、書いてる方も身が持たない(;_;) (2021年3月9日 18時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年3月1日 22時

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