放課後 ページ2
「ごめん」
実弥が私に言うと
引き寄せられた
えええ？
フワッとする実弥のにおいに包まれ
クラクラっとした。
気がつくと、実弥の胸の中にいる私。
ちょっと待って……
心の準備が……
実弥の少し速く打つ心臓の音が
聞こえると同時に私の心臓も煽られる。
「あ、あの…実弥？」
私の声を聞いて
ハッと我にかえったのか？
慌てて私から離れる
「わりぃ…」
真っ赤になる実弥に
「謝らなくていいよ？」
「私こそ、勝手に帰っちゃってごめんね？」
実弥の手をとり、きゅっと繋ぐ。
「帰るかぁ？」
「うん、帰ろう？」
歩き始めると、実弥が指を絡ませてきた。
顔に集まる熱と、恥ずかしさを感じながらも、
幸せな気持ちを味わいながら帰宅する
☆☆☆☆☆
次の日の朝、実弥は朝練のため、
１人で登校、生徒玄関へ行くと
昨日の女子グループ3人と出会ってしまう。
関わっちゃだめと下を向くと
すれ違い様……
「あ！痛っ……」
「あらぁ？花泉さん大丈夫ぅ？」
足を引っかけられた。
カバンの中味が少し出てしまい、あわてて
拾う私に
「どんくさ……なんであんたなんかが？」
と低い声で言う彩也香。
こんな事……昔からよくあった事……
この日から彩也香のグループから
嫌がらせが始まる。
教室へ入るとまゆがこっちにきた。
「ちょっとどうしたの？その膝
血がでてるじゃない？」
「まゆ、おはよー。転んじゃったぁ」
へへっと笑う。
「保健室へいこ？」
「あ、大丈夫だよ？これくらい。
ドジだよね？」
絆創膏を取り出し貼ってみせる。
「もう…気をつけてね？」
「大丈夫だってー」
笑っているが、
内心は次何をされるんだろうと
ビクビクしていた。
休み時間移動教室へ向かう
実弥の教室の前を通り、3年の教室の方へと
向かうと、私をチラチラ見ながら
コソコソ話す女子達。
「あの子が？ショックだわ……」
「どうやって取り入ったんだろうねぇ？」
聞こえてくる。
まゆが異変に気づいて私に聞いてきた
「ねぇA？なんかあった？」
ドキッ……
知られたくない…
「え？何もないよ？」
ニコニコしてみせる。
「ふぅん……」
そして、後ろからその様子をさゆりが見ていた。
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えのき(プロフ) - 巴さん» はじめまして！コメントありがとうございます。この先はハードにはいかない予定です( *´艸)なんせ前半がハードだったもので(*_*)こっからは甘々になるかなーと( *´艸) (2021年3月15日 22時) (
レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» 返信遅くてごめんなさい(;_;)泣いてくれたのね(;_;)この先は実弥さんに頑張ってもらいます！ (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - このまま甘々、ラブラブで終わって欲しいけどサクラちゃん黙ってないよね？反撃はお手柔らかに…ヒロインより先に私の心が折れてしまう。 (2021年3月15日 22時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 朝から泣かせるんじゃねェ！！やっぱり実弥さんはカッコいい＆優しいのだ！！！ (2021年3月10日 7時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» ここらでお互い正直になってもらわないと、書いてる方も身が持たない(;_;) (2021年3月9日 18時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
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