4 ページ4
実弥の家に行くと
さゆりは実弥の隣に座って食べていた。
「実弥？これちょうだいよー」
実弥のおかずに手をだすさゆり。
「あー！ばか！やめろ！！」
楽しそうに食べてる2人。
いつもあんな感じだ。
私はあの中には入れない。
いつからか…なんとなく入ってはいけない
気がしていた。
キッチンにいるおばさんに来たことを伝える。
「おばさん、遅くなってごめんなさい」
「Aちゃん、またお手伝いしてたんでしょ？お母さん、本当に助かってると思うわよ？偉いわね？」
頭を撫でられると、嬉しくなる。
何処にいても、存在感のない私が
褒められ頼りにされる。
ふとダイニングに目をやると、
実弥がこっちを見ていた。
「さ、冷めちゃうから…ご飯食べなさい？」
さゆりと実弥の所に行かなきゃいけないんだ…
ちょっと嫌だな…と思いながら
テーブルへ行くと
「A遅いじゃん？」とさゆりが言う
「あ…ごめん。洗濯物片付けてたから……」
「おばさんがせっかく出来たて食べさせたかったのにって。時間言われたんなら、守らなきゃ」
そうだった……実弥が6時って言ってた。
それは、こういうことだったんだと、申し訳ない気持ちになる。
「ごめんなさい…」
急いでご飯を詰め込み、
片付けを手伝う。
さゆりは、実弥とテレビを観ながらジャレていた。
私もあれくらい自由にしたいな……
さゆりが羨ましい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えのき(プロフ) - 凪子さん» つらいね(;_;) (2021年2月28日 20時) (
レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 天元くん、つらいね…泣。 (2021年2月28日 18時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 天元登場か〜い！もう、たまりませんやん！！！ (2021年2月27日 17時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 俺にしとけよ……はい！私なら即答です。 (2021年2月23日 8時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» 実弥さんと取り合ってもらいたい(*/∀＼*) (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
