出来ちゃった！？ 5 【不死川実弥】

20年後？？ ページ22

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たかが幼稚園……
そう思っていたけれど、、
色々と勉強できた。


まずは、色んな親がいた。
お喋りに夢中で、子供を見ない親
スマホに夢中になる親

そして……我が子に夢中になりすぎる親
(これも厄介)


この親達と、3年もの時間を共に過ごさねばいけないのだな。

……けっこう疲れるなぁ。

はぁ……っとため息が出る。



そんなんが顔に出ていたのか？



「どうしたァ？そんな浮かない顔して」


ポス……っと、大きな手が頭に乗る。


「ん……なんかねぇ……私、ママ友作って上手くやっていけるか心配だよ……」




「……お前なら上手くやれるさ」



なんて能天気な事を！
さっき、煉獄さんがいてくれたから
おさまったものの、この中には絶対
モンスターがいんだから！！



考えただけでこえぇよ……



「さっき、揉めそうになったんだよ？実弥、仕事忙しいもん。もしなんかあったら…「俺がなんとかしてやっからァ」……え？」



「心配すんなァ、お前だけに子育てさせねェよ。」


いつの間にか頭にあった手は、私の頬に触れ、
じぃっと私を見つめてくる。
実弥がなんだか頼もしい。……嬉しい。

「ん……。分かったよ。頑張……『ごほん！！』」


「二人の世界に浸るのも良いが！皆目のやり場に困ってる！！」

大きな声で煉獄さんに言われてしまって気がついた、




あああああ！！

やってしまった。




ここ……幼稚園だ。


は、はずかしー！！！



「ママー！！」



真っ赤になる私の元へ戻ってきた拓弥。


「あれ？おねつ？ママおかおまっかだよ？」


息子に突っ込まれてしまう始末。


「大丈夫だよ。あ、パパ？拓ね？カッコいい事したのよ？桃ちゃんを守ったの」


「へェ、拓、やるなァ？」


嬉しそうに我が子を見つめる実弥。


「ももがないたからな！！」


ん？急に実弥みたいな口調……
パパのマネしてるのかな？


「拓、好きな女は、守ってやんねェとなァ？」

「うん！！」


あらら。
桃ちゃんの事好きなのね？


そのやり取りを見ていた煉獄さんが言う。




「拓弥！桃香を好きなのは構わんが、まだ嫁にはやらん！！」


「やだ！杏寿郎さんったら！何先走ってるの？」


「ごめん、うちがあんな会話するからぁ」


「A、謝まんじゃねェ！煉獄、20年後桃香を貰うかンな？」


「そんな先の約束はしらん！！！」


「ア"ァ"？耳かっぽじってよく聞けェ！！」


「断る！！」



ちょっと……また何の話になってんのぉ？！

拓の初恋→←何の話ですか？？

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