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お前不足だろ ー実弥side ページ29



家に帰り、なんとか話そうとするが、
ことごとくかわされる。


やはりあの時Aは、俺と後輩の会話を聞いて、誤解してる。


どうやって話をするか……
下手したらまた実家帰っちまうだろォ




それだけは避けてェ。




ただでさえ…仕事内容が変わりストレスが溜まりまくってるんだァ


神経すり減らせて、帰宅した時、
Aの顔を見ると
疲れが吹っ飛ぶ事……お前は知らねェだろ……

離れたくねェんだ。
俺の傍にいてほしいンだよォ



ちゃんと伝えたいのに、
話す隙を与えてくれねェ……


どーしたらいいんだァ?






次の日、仕事行く前に抱きしめようとすると、
スルリとかわされた!!



マジかよ……
充電してから仕事行きたかったのによォ……




顔を見ると、何かに怒っているわけではなさそうだ。頼む!A不足なんだよォ、
抱きしめてェ……。




チャージしてェ!!!




「A、夜ゆっくり話しないかァ?俺、今日は、早く帰れそうだから。たまにはおふくろ達に預けて……」








そう話かければ、ピタリと動きが止まり
少し困った顔をすると





「……え?あ、最近、結絆がさぁ……私から離れないんだよねぇ。ちょっと無理かなぁ?」




いつもなら子犬みたいに喜んで
俺に飛びついてくんのに
やんわり断ってきやがった……





だあああ!




もう、分かんねェ……
どうしたらこの距離縮まるんだァ?






そんな事してる間に
伊黒の結婚式の日がやってきた。



Aは、朝から美容室行ったりとバタバタ。
その間に俺は子供達を実家まで預けに行く。






美容室に迎えに行くと
いつもと違うAがいた。
栗色の髪は綺麗に巻かれ
普段あまりしないメイクもしていて





やべ…マジで可愛い



ついつい、じぃっと見つめていると


「クスクス…ちょっと実弥……見すぎ。家に戻って着替えたら会場行かないと?時間ないよ……」


「わりィ、じゃ、戻るか」


「そうだね。蜜璃ちゃんの花嫁姿楽しみだなぁ……。」



あれ?……いつものAに戻ってるか?
淡い期待を寄せる。






今日……この変な溝を埋めて元通りに……



俺はそう思いながら車を走らせた。

この佳き日に……→←何を考えてんだァ? ー実弥side



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えのき(プロフ) - れもんさん» コメントありがとうございます!褒めてくださりありがとうございます!お気に入り登録もありがとうございます!楽しんでもらえたようで良かったです(*^^*) (2021年9月26日 7時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - こんばんは!読みだしたら止まらなくなって、すいすいと全部読めました!とっても面白いです!続編も楽しみにしてます!お気に入りを666から667にしてしまった罪悪感…。…でも、お気に入りにしない選択肢はなかった!ウンウン(/・ω・)/ (2021年9月25日 20時) (レス) id: 5102ae8dc8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - ユイぱさん» 続編へ移行します。準備が整いましたら公開しますね! (2021年9月23日 17時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 柚葉さん» 小林さん……こわいよね? (2021年9月23日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユイぱ - 続編できるんですか?楽しみです! (2021年9月23日 16時) (レス) id: 21c5274ef7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年8月16日 6時

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