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55話 ページ8

そらるside




「だってここクーラーガンガンじゃないですか!羨ましすぎます!」

「自分の家いけよ。」

「彼方さん家の方が近かったんですもん。」

「帰れ。」


折角イチャイチャしてようかと思ったのにこの騒ぎ。

真冬は本当に邪魔する天才なのでは、と疑う。

じゃなくて。


「……真冬、お前が今帰らなかったら、ここで非リアなお前にイチャイチャしてんの見せつけるぞ。」

「「え。」」


真冬だけじゃなく、Aまでも戸惑った。

が、それはもう関係ない、とりあえずキスをしたいの一点張りなのだから。


「ほらいいのか?絶望に浸る事になっても…。」


そう言いながらAを後ろから抱きしめる。

赤くなるAを可愛いと思いながら見ると、真冬が本当に絶望的な顔をしだして、それがなかなかに面白い。


「あんな事やこんな事する前に、人がいるかいないかぐらい確認してください!!!」

「だから帰れって言ったのに。」

「皆急いで帰るよ!!」


そう真冬が言うと、一目散に全員が俺の家を出ていった。


「……やっと居なくなった…。」

「に、賑やかな人達だったね。」


俺は未だに抱きしめたまま話す。


「……もう耐えらんないんだけど折角キスができると思ったのに。」

「…今からすればいいじゃん…。」

「いいの?して。」

「私もしたい…。」


その言葉と一緒に抱きしめていた手を離して、顔へと手を伸ばしながらキスをした。

あぁ離せないな、なんて。

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2020年12月6日 5時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
栞菜 - 更新も大事ですが、この作品が私は大好きなので、無理しない程度に頑張ってください!ほかの作品に逃げることも大事ですよ! (2019年9月8日 21時) (レス) id: 2bd715470f (このIDを非表示/違反報告)
- ゆめさん» ありがとうございます。 (2019年9月4日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - そうだったんですね。逃げも大切です。これからも無理しない程度で頑張って下さい。 (2019年9月2日 23時) (レス) id: c88e7dd5cc (このIDを非表示/違反報告)
- 狂鬼さん» そらるさんは可愛くてかっこいいイメージだから!うん!!(( (2019年8月22日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飴とめあ | 作成日時:2019年8月19日 18時

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