60話[リクエストありがとうございます] ページ14
Aside
「……へぇ。」
「今そのへぇに全部が込められてる気がした。」
「だって……。」
今は彼方とドラマを見ていた。
女の主人公が壁ドンをされているのだが、顔も名前も知らない赤の他人から壁ドンをされるなんてことが実際にそんなことされたらかなり引くのではと思っている最中であった。
一体この女主人公はどこまで尻軽なのかとちょっとだけ考えてしまった。
「Aは夢がないんじゃない?」
「キス魔だからね、赤の他人からされるものなんて、キスぐらいにしか欲を引かない…。」
「だからといって他の人にキスされたらダメだよ?」
「うん。」
ここ最近、彼方が過保護なような気がする。
まぁ翔太の事があったから仕方がないのかな。
「ねぇ。」
「何?」
「もし俺に壁ドンとかされたら…ドキッとする?」
「うーん…やられた事ないからなんとも……。」
「やってもいい?」
「え、あ……いいよ?」
普通許可を貰ってからするものなのかな壁ドン。
ムードの欠けらも無い気がするけどいいや。
彼方に壁に誘導され、壁に背を合わせる。
すると彼方の肘がトンッと後ろの壁に当たり、見下ろされるような形になる。
「……どう?」
「………ドキッとしたような気はするけど…キスの方が好き。」
「だよね、やっぱり…。」
すると、「それじゃあこれは?」と彼方がそのままキスをしてくる。
勿論嬉しいからそのまま受け入れる。
「……ってこれじゃあチャレンジした意味無いじゃん…。」
「確かに……。」
元々壁ドンなどをしてみようと言う提案なのに、結局キスに至ってしまう。
本能的なので仕方ない気もする。
「……じゃあちょっと携帯で調べよ。それで色々試してみる。」
「う、うん。」
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2020年12月6日 5時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
栞菜 - 更新も大事ですが、この作品が私は大好きなので、無理しない程度に頑張ってください!ほかの作品に逃げることも大事ですよ! (2019年9月8日 21時) (レス) id: 2bd715470f (このIDを非表示/違反報告)
飴 - ゆめさん» ありがとうございます。 (2019年9月4日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - そうだったんですね。逃げも大切です。これからも無理しない程度で頑張って下さい。 (2019年9月2日 23時) (レス) id: c88e7dd5cc (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 狂鬼さん» そらるさんは可愛くてかっこいいイメージだから!うん!!(( (2019年8月22日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴とめあ | 作成日時:2019年8月19日 18時