【歌い手】私まだ高校生なんですが。【そらる】

残念なイケメンって言葉がハマりすぎでしょ ページ15

…私空気だよね、３人でずーっと私に背向けてさ、コソコソしてさ、私空気だよね。




あと聞こえてるから、小声じゃないから。バリッバリ聞こえてるから。






「しかもあの子頭もいいのよ…さすがわしの嫁(小声」


「すごい…人１さんの曲を書きたい…今すぐ書きたい…(小声」


「眉目秀麗、容姿端麗…最高かよ…。

　まぁ俺は人１とコラボしたからな、人１のハジメテをもらったわけだからな。(小声」



「そらるん〇すぞ。」

「９６ちゃん落ち着いてっ…！」






え、帰っていいかな？←


『あの…』



私が声を掛けたとたん、３人が同時に私の方を向いた。



怖っ。


「人１はどっか行きたいとこある？！」


先輩、怖いですよ、上目遣いで言われてキュン♡とかするシチュエーションなんだろうけど、


めっちゃ怖いですよ。






『…アニメイトか家ですねぇ。』








どうだｯ！女の子らしくないって思ったでしょう？！


そうです私は女子力の欠片もない奴ですよ！！嫌いになったでしょう二人共っ！！









「あ、僕もごちうさのグッズ買いたかったんだ！」


「俺も行きたい。」









利害の一致とかなんなんですか。((





「良いよー行こっかー！！」




先輩も乗り気なのが謎だ。




にしてもそらるさんもまふまふさんも、



全っ然話しかけて来ないな。








会いたい会いたいうるさかったのに、いざ会ったらこれですよ。


それでも漢か。←





「電車で移動しようかー、人１ー迷子にならんといてなー！」


『なりません、先輩こそです。』



「ならねーし！！」





私達の後を付いてくるイケメンの二人。


なんかストーカーみたいですね、笑っちゃいそう。





ちょうど電車が来ていたので、四人で乗り込んだ。



『(休日だし結構人多いなぁ…。』






そういえば、この電車って痴漢が多いんだっけ…あ、フラグ？もしかしてフラグ立った？？



…だって後ろからハァハァ聞こえるもん、嫌だ、怖い。









「何やってんだよアンタ。女子高生に手ェ出すつもりかよ。」





…女子高生って絶対私だよね、私しかおらんもんね。



「っ…！」
おぉ、悪霊退散したのか、良かった。((



『あの、ありがとうございます。』



「いえ、大丈夫ですか？」









…待ってよ、貴方のその声…





『うらたぬき…さん？』






----------------------------------------------------

最高順位5位ありがとうございますっ…！！

背ぇちっさい人が仲間になった→←初対面。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す