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マンションにつき、自分の部屋のある階のエレベーターのボタンを押す。
そして、ついたと同時に自分も降りると、何やら俺の部屋の前に2人がいた。
何事かと思い近寄ると、そらるさんとまふくんだった。
『え、あの…俺に何か用ですか?』
言い争っている2人に、そっと声をかける。
「!月魅っ、」
「月魅、」
ちょっと宜しくない状態かも…と、まふくんをみてすぐに分かった。
そらるさんは自分を落ち着かせているようだけど、相当焦っているのが顔でわかったけど、その原因は、まふくんの目に光がないこと。
誰が…?
思い当たる節を探すけれど、誰も検討がつかず、俺も少し戸惑う。
「月魅、外に出かけてから、まふまふがっ…どうしよう、俺…ッ」
相当混乱しているそらるさん。
ん…?外…?
『もしかして、まふくんが外に出たのって、お昼頃ですか?』
「うん…、お昼買いに行くって…」
確か、あの喫茶店の真向かいはコンビニ。
まさかと思ったのが的中した。
「ふたり…で…僕のなのに…」
ボソボソと独り言を喋るまふくんを見て、これは参ったぞ、と思う。
『すみません、そらるさん。俺、心当たりあります。多分、俺を見つけたんだと思います。まふくん。』
そらるさんは意味がわからない、という顔をしていた。
『今日、お昼頃からなるせとご飯食べたり一緒に遊んでたんです、たまたま。それで、二人でいる所、見たんだと思います。』
「でもっ、それだけならまふは…」
『最近、ストレスが溜まることとか、ショックを受けることとかありませんでしたか?』
「そういえば…過激なアンチが最近少しあって、まふまふがだいぶ落ち込んでた…。とりあえずそばにいて色々話は聞いてたんだけど…」
『多分それです。それと重なっちゃって、今に至る感じですね…とりあえず俺が…っ!?』
「!」
まふくんを家に上げようとすると、ドアに押さえつけられるようにして、まふくんと唇が重なった。
『っ、』
急なことに対処出来ず、強く手を掴まれ、ビクともしない。
「まふ!」
最初はフリーズしていたそらるさんが、我に返ってまふくんを俺から引き剥がした。
『そらるさん俺なら大丈夫です、今日はこのまま、まふくん預かります。そらるさんも帰って休んでください。』
「わかった…」
そらるさんを帰し、俺はまふくんを家にいれた。
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ぱふねこ(プロフ) - 終わってしまったんですか?とても面白い作品だったので、続きが読みたいです。 (2019年3月2日 21時) (レス) id: d86ba7e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あえなめこさん» ぜひ来てください! (2018年11月24日 12時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)
あえなめこ(プロフ) - 尾弔さん» わぁぁありがとうございます!!また話題があればお話しに来てもいいですか…? (2018年11月24日 12時) (レス) id: 19f25aab35 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あえなめこさん» お仲間同盟ですね!(?)構いませんよ◎ (2018年11月23日 22時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あまおうしゃん。さん» ありがとうございます。良い作品を作れるように頑張って更新します。 (2018年11月23日 22時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:尾弔 | 作成日時:2018年4月12日 21時