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実は、俺も同じ方向なので、特に問題はなく、拾ったタクシーで急いでまふくんの住むマンションに行く。




「運転手さんも、急がせてしまってすみませんっ!これ、お釣りいらないです!」


なるせは降り際に3000円を渡した。




今は20時9分。


そんなにいうほど遠くはないし、運転手さんも急いでくれたので、そんなに時間はかからなかった。





『約40分オーバーだけど、なんとか着いたし、楽しんできなね。じゃ。』



それだけ言って、ドアを閉めようと、なるせが頭に?を浮かべて、俺の手を引いた。




「何言ってるの?月魅も行くんだよ?絶対まふくん喜ぶし。」


『え、俺、一応リスナー。』


「一緒のホテルで一夜を明かしたやつが、何を言うんだよ。」


『なるせ、誤解を生む言い方しないでよ…』


「んじゃ、レッツゴー」





どうしようなどと考えている間に、エレベーターに押し込まれて、気づけばドアの前。



なんて、世界はスローモーションではないので、既に時は遅し。

なるせがインターホンを押したあとだった。





「はーい」





聞こえる。

昨日ぶりの大好きな(まふくん)の声が。






「も〜、遅いから何かあったかと思ってびっくりしたんだから…」


「ごめんごめん、すっかり忘れてて…申し訳ないから、まふくんの大好きな人も連れてきた。今日は3人で飲もう?」






そう言われ、今までドアで見えてなかったまふくんの前に、なるせに手を引かれて顔を出す。





『えっと…昨日ぶり、だね。ごめんね急にお邪魔しちゃって…』


「月魅っ!」






俺を見た瞬間、さっきよりも、もっとぱぁ〜っと顔を明るくさせて、抱きついてきた、まふくん。




うわ、今日の疲れが吸い取られていく()



めちゃくちゃいい匂いだし()






「え、待って、月魅なんて貰っていいの?なるせくん!」


「全然いいよ!あげるあげる!」


『ちょっと待って、まふくんに貰われるのは、頭強く打ちつけるほど嬉しいけど、俺はモノじゃないから』


「ごめん、半分冗談だから、頭は打ちつけないで…ね、」





なるせ、そんな目で俺を見ないで()






「ま、とりあえず入って入って!予定より遅いし、なんか温かいものでも飲んで、ゲームとかお話しよ!」


「うん、じゃ…お邪魔しま〜す。」


『お邪魔しま…「月魅、ただいまって言ってみて」…た、ただいま?』


「最高、おかえり(真顔)」


『うん、お邪魔しますだけどね、まふくん』

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ぱふねこ(プロフ) - 終わってしまったんですか?とても面白い作品だったので、続きが読みたいです。 (2019年3月2日 21時) (レス) id: d86ba7e8d7 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あえなめこさん» ぜひ来てください! (2018年11月24日 12時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)
あえなめこ(プロフ) - 尾弔さん» わぁぁありがとうございます!!また話題があればお話しに来てもいいですか…? (2018年11月24日 12時) (レス) id: 19f25aab35 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あえなめこさん» お仲間同盟ですね!(?)構いませんよ◎ (2018年11月23日 22時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)
尾弔(プロフ) - あまおうしゃん。さん» ありがとうございます。良い作品を作れるように頑張って更新します。 (2018年11月23日 22時) (レス) id: 6504b61ee3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:尾弔 | 作成日時:2018年4月12日 21時

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