神秘なる世界２【wrwrd!】 (ページ7)

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第37話　推薦制度ページ7

『ふぁ～気持ちいい～』
「湯加減の方はどうでしょうか？」
『はい、丁度いいです！』
「わかりました。他に何かご要望があればお呼び下さい」
『色々ありがとうございます!!』

現在、お風呂場。
とにかく大きい、そして綺麗なのである。

先ほどミツキさんから説明はあったが、城には幹部様(副隊長らも含め)&お客さんのお風呂が男女で2つ、メイドさん等の働いている方のお風呂も2つ。あとは兵隊さん用のお風呂がいくつかあるらしい。

それで私は客用のお風呂に入っている。一応使われる方も一人いるそうだが、ほとんど幹部様は男性なので、少し使われた痕跡はあるのだが新築同様なのだ。
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『シャンプー等ありがとうございました』
持ってきた服に袖を通し、深々と礼をする。
ちなみに寝間着の類いは持ってきていなかったので、一番動きやすい服を選んでいる。
「それこそ私達メイドの仕事ですから」
いいなぁ。自分の仕事に誇りを持っていて。
まあ、自分はそもそも仕事がないけど...

一人で部屋に戻ろうと思ったけど、そういえばミツキさんってこの軍で今のところ唯一の女性ではないか!という訳で話しながら戻ってます。
『ところで失礼かもしれないですがお年は？』
「ふふ、失礼ってそんな年じゃありませんよ！就任が15で今は16、来月には17になりますよ」
私が15、今年で16だから一つ年上である。
『というか16歳で副メイド長って凄すぎませんか!?』
「いえいえ、最低限の言葉遣いとマナーを身につけていればメイドにはなれますし、あとは運次第で...」
『運次第？』
あまり大きな声では言えないようで、耳元に囁かれる。
「あのですね、幹部様の推薦がかかっているんてすよね...」
幹部様の推薦？運要素はなさそうだが...
『なぜ運なんですかね？』
こちらも小声で返す。
「これがゆるいんですけど、まず最初の選定で料理又は掃除の技術が問われるんです」
『全然まともじゃないですか！』
「ここからがちょっと...その選ばれた中からその...幹部様の推しメイドをPRし合うらしく...そらで私は鬱さんが...」
声が少し照れてる。確かに自分が鬱様の推しって言ってるようなもんだもんね。
『16歳で好かれるとか、凄いですね...』
「でも上には上がいますよ」
『といいますと？』

「現メイド長、ナルミです。就任時は14歳で私の一つ下ですが一応上司です」

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すみません、話数ミスってました...