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次の日。部屋に引きこもろうと決心したものの、海軍本部という一生訪れることはない場所だ。少し中を見て回ってみよう、と思い立ち、本部内を散歩してみることにした。
マントは流石に暑いので部屋に置いてきた。
今はお昼前で、海兵さんたちは稽古でもしているのだろうか、外から大きな声が響いている。
…私も、五条先輩に稽古と称されてボコされたことあったなぁ。面白半分で夏油先輩も混ざってきて、硝子先輩に拳骨喰らってた。
そんな、当たり前のようにあった日常を思い出した。…早く、帰りたいな。
「──あ、危ない！！」
『？…ッ！！』
室内にある稽古場の近くを通りかかったとき、中から焦ったような声が聞こえてきた。
ちらりと見てみれば、海兵さんが吹っ飛ばされて、こちらに向かってきている。慌ててぶつからないように避け、壁に衝突しないように海兵さんの背に手を回した。
様子を窺ってみると、意識を失っているわけでもなく、自分に来るはずの衝撃がなかったことに驚いて目を見張っている。
『大丈夫ですか』と聞いてみると、「はい！！！！」とバカでかい返事をして戻って行った。
『うるさ…』
「あの！すみません、怪我は…？」
『？あ、大丈夫です…』
海兵さんと入れ替わるようにしてこちらにやって来たのは、短髪の女性海兵さん。木刀を構えていて、彼女が海兵さんを吹っ飛ばしたのか、と感心していた。
「気合い入れすぎちゃいました…」と言って照れたように笑う彼女に少し気が抜け、そうなんですね、と私も薄く笑みを浮かべた。
「貴女、鷹の目の…」
『あ、まぁ、…成り行きですけど』
「じゃあ、海賊じゃないんですね？」
『はい』
そう言うと、彼女はぱっと顔を輝かせて言った。
「よろしければ、稽古混ざってみませんか？お一人でも海に出ていたのなら護身術とか身に着けているでしょう？身体も訛っちゃいますし…」
身体が訛る…それはまぁ、一理ある。
平和ボケしていざというとき戦えなくてあっけなく死んでしまうなんて、五条先輩にめちゃくちゃにバカにされる未来しか見えない。
『じゃあ、お邪魔します…』と言えば、彼女はまた笑って私の手を引いた。
「あ、私は海軍本部曹長、たしぎと申します！」
『…雅Aです』
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ゆあ(プロフ) - 続き書かれますか？主様のめっちゃ好きなので楽しみにしてますね (3月2日 14時) (
レス) @page50 id: 976091bd0a (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 名無し50398号さん» 少しずつ更新を再開していくつもりです…！好きと言って頂けるだけでも嬉しいのにすっごくだなんて…とても嬉しいです！頑張ります！！ありがとうございます！ (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - セツさん» ありがとうございます！！ぜひドキドキしながらお待ちください！頑張ります (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し50398号(プロフ) - もう続きは書かないのでしょうか…すっごく好きな作品なので続きが楽しみです。更新、気長に待ちます！ (8月28日 1時) (レス) @page38 id: 73a8a7c4d7 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ワンピースのキャラ達とも着実にフラグが立ちまくってるぅ‥‥‥。七海と灰原とも一体いつ会うのか、ドキドキしながら読ませてもらってます！更新気長に待ってますので、頑張ってください。 (6月30日 20時) (レス) @page38 id: a9c1286aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあき | 作成日時：2022年10月4日 18時
