【w.r.w.r.d】腐男子の俺と王様ゲーム！

29巡目ーリクエスト ページ33

俺もう嫌……当たらんでええわ…見てたい。

tn｢A恥ずかしがってるんで俺が言いますねー。｣

｢別にそんなことないですー！！

はい、せーのっ｣

『王様だーれだ！』

rb｢お、俺やー！｣

｢あれ、声しか聞こえへんなぁ…｣

rb｢その下り2回目やでー！！｣

｢知ってるよー！｣

rb｢知っとってやるのはタチ悪いわぁ…。

はぁ。取り敢えず命令するかぁ…。
そろそろ被り出てきたし、新しいのにしよ！
ペ神、薬3つ位出せる？種類ちゃうやつ｣

sn｢ロボロのお願いなら喜んで！｣

rb｢まじペ神なんなんやぁ…？

あ、5番はこん中から選んで飲んでや〜｣

流石にこの命令は嫌なのか、中々出てこない。
探すかぁ……と思って周りを見渡すと。

顔が青い総統がひとり。

｢ねーえグルッペン、粘ってもいいことないよ。俺は心からそう思う。｣

gr｢お前にだけは言われたくないわ｣

｢ごめんて。…で、どれ飲むの？｣

机に並んだ瓶の中の液は、どれもが多少の妖しさを醸し出していた。

gr｢ふぅ…そうだな、これで。｣

手に取ったのは真ん中の瓶。
蓋を開け、一気に飲むと。

コミカルな、ポンッ、という音が部屋に響くと共に、グルッペンが縮んでいった。

gr｢…っ、え？｣

心持ち高くなった声。
煌めく金髪も、澄んだ瞳も変わらない。
だが、顔つき、や体の大きさ。それら全てが
あどけなさを残す子供に変わっていた。

tn｢…か、

…かわいいー！！！！！｣

その場にいる全員の総意。
全力で叫んだトントンの声にびくつくグルッペン(Jr)。
それすらもかわいい。

gr｢ふぇ、とん、とん…？おれ、どうなって…？｣

tn｢…かわいい……ここ、座る？｣

聞く耳を持たないトントン。
無理だと悟ったのか、素直に足の間に収まる。

gr｢…これ、おれがちぢんでもうたってかいしゃくでええんかな…。｣

ひらがなチックなのがやけにかわいい。

kn｢なぁグルッペン！！頭撫でてええ…？｣

gr｢こえでっか……。べつにええぞ｣

なのに対応は大人っぽい。ギャップ萌えとはこういうことか。

コネシマがわしゃわしゃと頭を撫で回す。
若干首を竦めたかと思えば、直ぐに気持ちよさそうな表情を浮かべて。

そんな表情に、周りのメンバーは取り憑かれたようで。各々順繰りに頭を撫でていった。

優しく撫でる者もいれば、少し荒っぽい者もいて。誰もがグルッペンへの愛情に溢れていた。

｢…愛されてんね。｣

俺がそう言うと、グルッペンは花が咲いたように笑った。あどけない、笑みだった。

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