サッカーなど私に楽しめないわけがない【アレスの天秤＆オリオンの刻印】

八つ当たりのお時間 ページ42

ソク「ペク、俺たちレッドバイソンは真正面から敵を蹴散らしていく

それがチームの個性じゃないのか」


ペク「…何が言いたい」


ソク「……」


何も言わずにペクの傍を離れていったキャプテンさん
この不可解な動きが無ければ貴方は…


吉良「あっち見てねぇでとっととポジションつけよ」


『なんかもうおのけんを連想するだけでペクを思い出してムカつくから増田さんの声でしゃべらないでもらっていい？』


吉良「は？」


あまりにも理不尽な注文をしたところでようやく後半開始だ
ゴッデビは相変わらず睨みあってるのでこの際放置します

あ、ヒロトと技やんなきゃダメなのか


灰崎「行くぞ」


吉良「ハッ、一瞬でぶっ潰してやる」


ドリブルで上がるヒロト
私はその後ろで、技を考え続けています


『うーん…神と…月……星…はほっしーと後々被りそうだからやめるか…』


基山「…Aは、獣って感じがするけどね」


『獣？そんな物騒じゃないし…』


考えたままゴッデビを追いかけていると
ヒロトが懐かしのワンマンプレーを始めた。バカかアイツ


吉良「次はお前の番だ！！」


と、思ったら灰崎にパス。ごめんバカじゃなかった
でもめっちゃ灰崎より前に蹴りやがった。灰崎追いついたけど

やっぱ馬鹿だわ

今度は灰崎が個人技始めるし、2人そろって馬鹿だな


灰崎「おいメッシュ女ぁ！！」


『私メッシュ女って名前じゃないですけど、何？』


灰崎「次はお前だ、お前で決めろ！！」


『え、嫌ですけど』


私が決めるとゴッデビ結成の瞬間見れないから嫌ですけど


『じゃあヒロトよろしくー』


ヒロトにパス
灰崎もヒロトもぽかんとしてる

しかもなんだあの2人
2人でサッカーしてるじゃないか、ボール渡すんじゃなかった

韓国VS日本じゃなくて灰崎VSヒロトじゃねぇか、ボール寄こせ


2人を睨んでいると、ヒロトが灰崎にパス
しかしキャプテンさんがカット、ナイスキャプテンさん


ボール上の方行ったなぁ…あぁ、ここであっすーがヘディングするんだっけ？
決めとくかぁ…


『あっすー、私がやるよ』


稲森「あぁ、頼んだ！」


大きく飛び上がる
この高さならあれが打てる


『ルナティックドロップ！！』


反応できなかったキーパーの横をすり抜け、ゴール
3-1、正直すまんかった


『うえーい、ゴッデビなんか雑魚だね！』


「「あぁ！？」」


『うわぁお、息ピッタリ…

そりゃそうか、クソ雑魚キーパーと協調性のない神様(笑)だもんね！雑魚くて当然かぁ！』


正直に言うわ、ペクのせいでイライラしてるから八つ当たりですごめんなさい

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