サッカーなど私に楽しめないわけがない【アレスの天秤＆オリオンの刻印】

部屋割り決めのお時間 ページ28

『あの監督正気か…？』


吉良｢至って正気だろうよ｣


『ありえねぇ…バカだろ』


吉良｢お前なら男とでも大丈夫なんじゃねぇの？｣


『それは遠回しに私が女っぽくないって言ってる？』


吉良｢お前は女だろ
(じゃなきゃ俺は惚れてねぇよ…)｣


意味わからんあいつ…くじ引きに行ったし


趟金雲｢御堂院さん、さっさと引いてくださいよ｣


『なんか扱い雑くない？気のせいでは無いと思うんだけど』


言われた通りくじを引き、監督から離れてそれを開く

くじには部屋番号と｢一人部屋｣とだけ書かれていた

…要は悠馬と同じ部屋かよ

…待て待て待て！！
いきなり原作ブレイクしちゃったよ！？
いや私がいる時点で結構原作ブレイクだけど！！

西蔭のメンタル今ヤバいんじゃないか…？


『にしかっ……』


西蔭｢はぁ…俺の力が至らないばかりに…
俺と野坂さんは別の部屋に…｣


違うんだ西蔭
お前に力は至ってるよ
私が一人部屋を引いたのが悪いんだ…


『ね、ねぇ…西蔭？』


西蔭｢…なんだ
俺は今から同室のやつを探しに…｣


｢あのさ、よかったらくじ交換しない？｣


一気に顔が明るくなった
しかしまたしかめっ面に


西蔭｢野坂さんはお前と同室の方がいいだろう｣


『私は無理
それに、悠馬だって西蔭といる方が落ち着くんじゃないかな』


おっくんがいたら訳してくれるんだろうな…
訳:悠馬と同じ部屋は無理
…って

一家に一台おっくんが欲しい…


西蔭｢わかった、そこまで言うならくじを交換しよう

…ありがとう｣


『よし、これで解決だなー
えっと…同室の人は…っと』


※番外編を読んでいる方はもうおわかりかと思います


『えっと…』


基山｢御堂院さん、もしかして同じ部屋じゃない？ほら、番号｣


『あ、ほんとだ
よろしくね、タツヤくん』


基山｢うん、よろしくね｣


吉良｢はぁ！？タツヤと同じ部屋なのかお前！｣


『そうだけど…』


吉良｢ッチ…おいタツヤ、部屋変えろ｣


基山｢こら、そういう不正はダメだよ｣


タツヤくん、そういう不正をしてきた人がここにいるんだよ


吉良｢…まぁ、野坂の野郎と同室よりましか…｣


その野坂の野郎と同室にならないように不正をしてきたんだよ


基山｢じゃあ部屋に行こうか、御堂院さん｣


『はーい』


というわけで、合宿所生活がスタートしたわけですね


基山｢…後でヒロトに殺されないといいな｣


タツヤくんがこんなことを思っているとはつゆ知らず
あっきー先輩のLI○Eの名前を変更していた

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