サッカーなど私に…サッカーしてないね！？【アレスの天秤＆オリオンの刻印】 (ページ2)

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御堂院、氷浦の言うことなら何でm((ry2【オリオンの刻印】ページ2

氷浦side

というわけで、食堂にAを呼び出した

『なになに、何の用だいきっくん』

氷浦「えっと…なんか話したいなーって思って」

『可愛いやん…』

椅子に座って、俺の方を向く
何のお願いをしたらいいかは、明日人たちが指示してくれる

太陽に選ばれし明日人名前で呼んでって言ってみて!

氷浦「ねぇ、俺の事名前で呼んでみてよ」

『前、緊張するからやめてって言ってなかったっけ？』

氷浦「…いいから」

『貴利名』

あれ、何これめっちゃ恥ずかしい
まさか呼び捨てとは…

マキシマムピエロ抱きしめてーとか言ってみろよ

面白がってるなあの孤高の問題児先輩…

氷浦「お、俺の事…抱きしめれる？」

『…え、逆にいいんですか』

氷浦「え…！？あ、うん…」

何のためらいもなく抱きしめられた
え、死ぬ…ナニコレ死ぬほど恥ずかしい

氷浦「も、もういい…離して…」

術後の皇帝ごめん氷浦くん死んでくれないかな

最早俺へのお願いになってるんだけど

兄ちゃん至上主義俺も言えって言われたので…えっと…恋人っぽいことしてみて…とか

氷浦「ここ、恋人っぽいことしてみてよ」

『なんか今日のきっくんおかしくない？』

おかしいよ、自分でもわかるくらいには
でもね、一番おかしいのは俺以外のMFなんだ

『恋人っぽいことか…うーん……手つなぐとか？』

氷浦「え、うん…」

本当に何でも聞くんだな…
手を繋いだまま、次に何するかを考えるA

次の指示は…

永世の貴公子最後は一緒に寝よ…とか

あんたAと同じ部屋だろ！！(氷浦貴利名心の叫び)
最後の最後に、お願いがハードすぎない？ねぇ、ハードすぎるよ

氷浦「えっと…A…」

覚悟を決め、Aの方を向くと
Aがゆっくり近づいてきて、俺を食堂の机に押し付けた
思わず、持っていたスマホを落とした

え、何事…え！？
俺の視界いっぱいに、Aと天井が映る

氷浦「ちょ、何して…」

『ねぇ、きっくん…今日、一緒に寝る？』

なんで基山の命令と同じこと言って…！？

氷浦「えっと…A…？」

『……フフッ…あははっ…ははっ…きっくん動揺しすぎ』

突然笑い出したかと思えば、俺の上から退いて俺のスマホを拾った

『抱きしめたときに見えたんだよねー
落ちたときに見えた次の命令？を、言ってみただけ』

唖然としたままの俺を置き去りにして、Aは食堂から出て行った

術後の皇帝氷浦くん、部屋まで来て