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派手な衣装では無いのに、ステージ上でキラキラと輝く7つの宝石。
YGに入るだけでもとんでもないほどの人数から選抜されているのに、またその選抜から選び抜かれた本当に宝物のような才能たちのステージに驚くほど惹き込まれた。
そんな彼らが歌っているのが自分が作った曲というのもあいまって涙が出そうになった。
最初は断固として嫌だった、プロデューサーという道。
本当のプロデューサーとは少しやることは違うかもしれないけれど、この数ヶ月で身をもって体験して
プロデュースということに思ったよりも熱中し、一生懸命になっていた自分には薄々勘づいていた。
たくさんの人とディスカッションを通して、作品を作り上げていくという過程が楽しくて、前のめりになっている自分にも気づいていた。
「絶対お前はプロデューサーに向いてる」
満足そうに7人を見つめる社長。
嫌で嫌で仕方なかったあの言葉が今ではちょぴり誇らしかった。
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「お疲れさま」
そう声をかけると
ジュンギュ「つかれたー」
そう言って上から覆い被さる形で抱き着いてくるジュンギュ。
お疲れさまの意味を込めて背中を撫でると、私の髪を指でサラサラと髪を梳かしてくる。
ステージ上でキラキラと輝くジュンギュを思い出して
A「ジュンギュはやっぱりステージ上で1番輝くね」
そう言うと
ジュンギュ「Aもステージが1番輝く場所のはずだよ。」
A「………………」
その言葉がものすごく嬉しいのにどこか悲しくて。
黙り込んだ私を不思議に思ったのか抱きしめている手を離して顔を覗こうとしてくるから、
逆に手をジュンギュの背中に強くまわした。
A「そうかな?
…そうだといいな」
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カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時