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ヒョンソクさんの言葉が頭から離れない。
A「放出か…」
練習が終わって、ジュンギュからの連絡があったのでいつもの練習室で待っているときに考える。
すると、ガチャっとドアが開いて、虚ろな目をしたジュンギュが入ってくる。
A「ジュンギュヤ…ジフンのこ…」
ジフンの話をしようと思って口を開くと、こっちに向かって真っ直ぐに歩いてきたジュンギュが目の前にしゃがみ、唇を塞いだ。
突然のことに胸を押し返そうとするけれど、頭と手首を掴む手の力が強すぎてどうにもならない。
こんなに荒々しいキスをされたことがなくて、酸素が足りなくて口を開けると狙っていたかのようにすかさず舌が入ってくる。
びっくりして離れようとするも、動きを完全に封じ込められて受け入れるしかなくて、苦しさで涙が出てくる。
頭がぼーっとしてきて、これはまずいと思い、抑え込まれていない片方の手でジュンギュの胸を叩く。
そこでやっと何も映していなかったジュンギュの目に私が映った。
ハッとした様な顔をして私から離れたジュンギュは、泣いている私を見て、苦しそうな顔をしながら指で涙を拭って私を優しく抱き締めた。
ジュンギュ「…ごめん」
その後どれくらいの間そのままでいたか分からないけれど、気付いたら宿舎の前で気付いたら自分の部屋だった。
言葉を交わすことは無かったけれど宿舎の前まで送ってくれたジュンギュ。
別れる前に一言だけ言った
ジュンギュ「…もうしないから」
その言葉だけが頭に残っていた。
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カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時