愚図で泥棒で最低なので、今日も悪役を演じます

悪役　漆 ページ9

鬼狩Aside

任務を終えて、屋敷に帰った私は軽く傷の手当てをした

どうせ胡蝶のところではやってくれないしな、、、

それにしても今回の任務ではこの黒髪が邪魔になった

鬼に掴まれたせいで傷を負ってしまった、、、

いっそ切ってしまおうか、、、

この髪を綺麗だと言ってくれる人はもうどこにもいないし

そう考えていた時、ふと、三人の気配を感じた

一人はどこかで感じたことのある気配だ

「すいませーん！」

大きな声が玄関の方から聞こえた

私は仕方なく刀を持って玄関の方へ向かった

そこにはあの鬼を連れていた少年と、金髪と猪の被り物をした少年たちがいた

『なんの用？』

鬼連れ少年は言った

「俺は竈門炭治郎です！貴方と少しお話がしたくて、、、」

竈門、、、か

『で、そっちの二人は？』

「お、俺は我妻善逸、、、」

「俺は嘴平伊之助だ！山の王だぜ！」

なんかおかしな奴らしかいないな、、、

『まあ、話しはいいが、、、こんなところでするのもあれだ。入れ』

私は竈門、我妻、嘴平を屋敷に入れた

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