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「嫌な女だよね。私」
「そんなことないよ！俺も、よくやっちゃうし。
ただ……」
「……ただ？」
「……多分、彼氏くん待ってるよ。
Aちゃんが帰ってくるの」
そう伝えると、マグカップにかけようとしたAちゃんの手が一瞬止まった。その顔には、そんなわけない、と書かれている。
「男ってさ、本当に言いたいことは言えないんだよ。多分、向こうもAちゃんを傷つけるつもりなんかなくて、出て行っちゃうとも思ってなかったはずなんだよ」
「……」
「心配……してると思う。Aちゃんが後悔してるのと同じように」
「……そう、なのかな」
その時だ。ブーブーと、Aちゃんのスマホが震えた。画面には、彼氏くんの名前が表示されている。
「……ちょっと出てくる」
「うん」
そう言って立ち上がり、彼女は「もしもし？」と言いながら廊下へと移動した。ドアが完全に閉まったのを見て、小さく息を吐く。
よく言えたもんだ。「男は本当に言いたいことが言えない」なんて。
……俺もそのうちの1人だというのに。
「……好きだよ。Aちゃん」
本当なら、直接、ちゃんと君の顔を見て伝えたかった。
もうそれは、叶いそうにない望みなのだけど。
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RiA(プロフ) - さささ。さん» わあぁありがとうございます〜！そう言っていただけると励みになります！ (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 03fac5b4f8 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます〜！切ないお話も明るいお話もとても素敵です！ これからも楽しみにしてます！ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 1d0b48d693 (このIDを非表示/違反報告)
RiA(プロフ) - りさん» こちらこそありがとうございます〜！ワガママなんてとんでもない！こちらこそ推しとか言いながら本数少なくて申し訳ないです… とりあえず次のお話はともやんで書かせていただきますね！ (2019年4月6日 21時) (レス) id: 03fac5b4f8 (このIDを非表示/違反報告)
り - コメント失礼します…すごく好きなお話ばっかりで何度も読み返してしまう…！！ともやん推しなのに推し以外のお話もとっても素敵できゅんきゅんします。ありがとうございます…ともやんとのお話がもっと読みたいなぁだなんてワガママでしょうか…？ (2019年4月6日 0時) (レス) id: 88a87d53f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RiA | 作成日時：2019年3月12日 18時
