まーきゅん ページ34
「わ〜〜夕方の海もいいですね〜〜」
ぱしゃぱしゃ波の近くを歩く彼女が振り向いて髪が風になびく。
ボクをみて微笑むもんだから意識してなくても顔が熱くなってしまう。
あぁ、やっぱり好きだな
「まふまふさん!ボーッとしてないで海に入りましょ!!」
はいはいって急かすようにボクの手を引く。
そこから互いの熱が伝わって体温を共有してるような不思議な感覚に陥る。
前を歩く彼女の匂いがふわっと香って
酔ってしまいそう。どこまでも、溺れて。
「うわっ、めっちゃ冷たいじゃないですか」
「そうですかー?ほれっ」
「わ、Aさん!」
テンションがあがったらしいAさんが水をかけたことで始まった水遊び。
ベタだけど少女漫画に出てくるカップルみたい、なんて。
きっと彼女は分かっててやってるんだろう。
全部分かってて。
それを分かっておきながらなお彼女を好いてしまう僕はきっと_________
「あはは、二人ともびしょびしょですね」
「夕日で乾かしましょうか」
「え〜?乾きますかね」
「あ、ちょうど木がありますよ、座りましょ」
男女がびしょびしょになって歩いてる姿。
端からみたらどう思われるんだろう。
ここで手を繋げたらどんなにいいだろうって
そう想像してしまうほど今の雰囲気はいい感じ。
「えへへ、なんか照れますね」
「Aさんでも照れるんですね」
「なにそれ、ちょっと酷くないですか?」
木は大人二人が座るのに少し小さくて。
自然と体が密着する。
互いの鼓動はさすがに分からないけど
もし聞こえてたならどう思われるのかな。
彼女はボクを、受け入れてくれるのかな
「服全然乾きませんねー…」
「夕日じゃさすがに無理がありましたね」
「眠くなってきたかもしれません、」
「あは、じゃあボクの肩どうぞ」
ありがとうございます…って間延びした声ですごく眠そう。
肩に幸せな重みを感じて彼女の息づかいを聞いてるうちにボクも眠たくなってきた。
寄りかかって座るボクたちの目の前には
夕日に照らされてキラキラ光る海。
ずっと、ずっと君に_______________
「海が綺麗ですね…」
___________海が綺麗ですね
あなたに溺れてます_________________
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るぅぅ(プロフ) - アリエーテさん» アリエーテさんのその一言には強い力があるんです(?)かっこいい志麻くん書こうとしたんですけど作者の力ではかっこよく書くことができませんでしたそれに続編になってしまって申し訳ありません…!!続編もよろしくです(( (2018年7月15日 17時) (レス) id: 83719e0c6c (このIDを非表示/違反報告)
アリエーテ(プロフ) - るぅぅさん» レスありがとうございます!うぉ、私の言葉でですか…嬉しいです!自分志麻リスよりの箱推しなので格好いい志麻さん拝めるの嬉しいです…!!()ありがとうございます! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 03dd63a26d (このIDを非表示/違反報告)
アリエーテ(プロフ) - るぅぅさん» レスありがとうございます!うぉ、私の言葉でですか…嬉しいです!自分志麻リスよりの箱推しなので格好いい志麻さん拝めるの嬉しいです…!!()ありがとうございます! (2018年7月8日 22時) (レス) id: 03dd63a26d (このIDを非表示/違反報告)
るぅぅ(プロフ) - アリエーテさん» わああコメントありがとうございます〜!ほんとですか、アリエーテさんのお言葉で続編いくこと決定しました()おおかっこいい…!リクエストありがとうございます志麻さんかっこよく書かせていただきます◎ (2018年7月8日 14時) (レス) id: e72b4da0c1 (このIDを非表示/違反報告)
アリエーテ(プロフ) - 初コメ失礼します…!!いつも楽しく読ませて貰ってます!!続編にいってほしいです()えと、それでリク良いですか?志麻さんで夢主ちゃんが腕時計をプレゼントするって言う…ちなみに、「貴方と同じ時を過ごしていたい」って意味があるそうです…! (2018年7月8日 10時) (レス) id: 03dd63a26d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るぅぅ | 作成日時:2018年6月3日 2時