＊あぁ、それ俺の妹。【まふまふ】【そらる】＊

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A「…あー怖かった。」






ドアを閉めるとふと力が抜けてその場にしゃがみこんでしまう。





引きこもりだってばれたくなかったのに...





絶対ばれてるし。





そのせいで、自分の正体がばれるんじゃないかと





ハラハラしていたが、それはまぬがれることが出来た。




私がボカロPだなんてばらした暁には、





今までの努力が水の泡になってしまいそうで。





真冬さんが何者なのかわからないけど。





A「…立派な兄を持つと下は苦労すんだよ。」





そらるの妹だなんて、特別扱いなんて要らないから。





そう思ってまたパソコンに向かって立ち上がるとともに、





パソコンの隣にあるコップが空になっていることに気付く。





入れに行かなきゃ。





めんどくさいが、閉めたドアをまた開けて





リビングに戻る。





？「お兄ちゃんって呼ばれてるの面白いですね。」





そんなこえが開きっぱなしのへやから聞こえる。





その瞬間にビクッと止まる私の身体。






文章的にも声的にも相川さんだとわかる。






A「あ…！？」





脳内に浮かんだのはたまたま見たお兄ちゃんの放送。






”そらるさんのことをお兄ちゃんと呼ぶときが、近いですねぇ〜”





A「っ////////////！」






思わずまだなにも入っていないコップが手から滑り落ちた。

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